ウルグアイと映画『戒厳令』
投稿者: syoumenkyousi 投稿日時: 2004/02/25 22:10 投稿番号: [32843 / 118550]
70年にウルグアイのモンテビデオで起こったゲリラ組織トゥパマロスによるダン・アンソニー・ミトリオン誘拐殺人事件を題材にしたコスタ・ガブラスの映画『戒厳令』を見た。
中南米といえば,今の話題はハイチ。北部大半が反アリスティド武装勢力が制圧。
30年にわたり、米国はドュバリエ家の独裁を支持。それから改革派の聖職者ジャン・ベルトラン・アリスティドに反対。クーデターで追放されたアリスティド帰還の条件は「自由主義経済順守、富裕層を犠牲にして貧困層を助けない」。
1994年ジャン・ベルトラン・アリスティド帰還にあたり、米軍はハイチ軍と準軍組織に属する推定16万の文書や録音テープ・ビデオテープ・「栄誉の写真(バラバラにされた犠牲者を写した写真)」などを略奪。もちろんCIA関与の証拠品ゆえ、ハイチの大統領が返せ!と言っても返さない。
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ウィリアム・ブルムによれば、反政府ゲリラ組織トゥパマロスは聡明で人材豊富、洗練され非暴力的なロビン・フッドのような都市ゲリラだったそうだが、それだからこそアメリカから専門家がやってきて、武器・通信機材・車両を警察に与え、暗殺と爆破技術訓練を警察に施し、拷問つき尋問の方法を教え、「死の部隊」付き諜報サービスを創設したという。
アメリカ資本・銀行資本・大地主、大教会の寡頭制下での政府の弾圧がテロ国家アメリカの専門家によって暴力的に強化され、非暴力的ゲリラが暴力的ゲリラに質的変化するさまを映画は描いているとも言える。いや現実はどう転んでも―─暴力的であろうと非暴力的であろうと、結局敗退させられるのだが・・・。そう決めるのはアメリカなのだから・・・。
1998年、退役したウルグアイ海軍少将(元諜報長官)エラディオ・モールが述べている。「ゲリラの扱いにはアメリカから命令が来ていて、拘束したゲリラからは情報を入手し、それを手に入れてしまえば、ゲリラは生きるに値しない」。
以上、ウィリアム・ブルム『アメリカ国家犯罪全書』(益岡賢/訳、作品社)参照。
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