手詰まり感?
投稿者: athuhisa 投稿日時: 2003/04/03 16:19 投稿番号: [19556 / 118550]
>私としては、武力行使ではなく国連による「強制査察」という手法がベターだと思っています。//
furuhata01さんがおっしゃる「強制査察」は、具体的にどういうものでしょう?
「武力行使もあり得るぞ」と脅して査察を受け入れさせる、決議1441に基づいたUNMOVICの査察は、実質的に「強制査察」だったと私は思っています。イラクは、それに対して、武力で拒否はしていませんし、するつもりもなかったでしょう。国産のポンコツ・ミサイル「アッサムード2」は、実効射程が130km前後なのに、最大飛距離が150kmを超えるという理由で、国連は廃棄を求めましたが、普通ならこのミサイルは「違反兵器」じゃないのでイラクは廃棄を拒否して当然だったと思います。それでも、結局は廃棄に応じたことを見れば、武力をチラつかせた(強制)査察が有効だった証明になるのではないでしょうか?
湾岸戦争後、前回のUNSCOMの査察は、「内政干渉」を考慮して、大統領宮殿とかの「聖域」には立ち入らないという取り決めが成されました。イラク側は、その取り決めに基づいて、立ち入りを拒否したのですが、米国の意を含んだ査察団が、取り決めを無視したことから、イラク側は査察団の国外退去を命じ、米国はそれを理由にイラクを空爆しました。UNSCOMの元査察団長、スコット・リッター氏は、この間の経緯を告発し、「アメリカが査察団を私有化してスパイ行為をさせた」と言っています。今回の査察では、この失敗を反省し、最初から査察団に「いかなる場所も立ち入ることができる」権限を与えています。しかしイラク側は、主権国家として普通は当然、飲むことのできない、この屈辱的な査察をも受け入れたのです。武器を突きつけられて、シブシブ了解したのだろうというのは、誰にだってわかることですが…。それを「シブシブだったから、全面的な協力ではない」なんて、誰が言えるでしょう?
「イラクは悪い国だから、見つかってまずい物を隠すために、査察を妨害したり、裏で武器隠しをしてる」と考える人は多いでしょうが、経緯を丹念に辿っていけば、査察を潰そうとしていたのは、むしろアメリカだったことがわかります。アメリカが「イラクの核開発の証拠」として提出した、ウラン輸入文書は、IAEAのエルバラダイ委員長が「簡単な調査で、すぐに『偽造』であることがわかった」と公表していますし、情報当局がまとめたという、武器隠しの調査論文は、湾岸戦争当時の大学生が書いた論文のパクリだったなんて事実まで、明かになっています。
ほとんど「尻の穴まで見せた」状態のイラクですから、軍を引き連れた「強制査察」を国連が採択しても、おそらく受け入れたでしょう。イラク当局は査察に関して「CIAが加わってもらっても結構」と、半ばヤケ気味のコメントまで出していたくらいですから…。事実、フランスとドイツが共同で、そういう趣旨の提案を行っており、両国は水面下でイラクの了解を取り付けていたとも言われています。しかし、その提案を蹴ったのも米英でした。こうした経緯を見れば、「手づまりになって、やむなく開戦」という認識は間違いで、もともと米英は、「なにがあろうとイラク攻撃をやるつもりだった」としか考えられません。米国は2002年の9月まで、国連の枠外での単独イラク武力攻撃を公言していたのですから、もとより「国際協調」など頭になかったことは明白だと思います
furuhata01さんがおっしゃる「強制査察」は、具体的にどういうものでしょう?
「武力行使もあり得るぞ」と脅して査察を受け入れさせる、決議1441に基づいたUNMOVICの査察は、実質的に「強制査察」だったと私は思っています。イラクは、それに対して、武力で拒否はしていませんし、するつもりもなかったでしょう。国産のポンコツ・ミサイル「アッサムード2」は、実効射程が130km前後なのに、最大飛距離が150kmを超えるという理由で、国連は廃棄を求めましたが、普通ならこのミサイルは「違反兵器」じゃないのでイラクは廃棄を拒否して当然だったと思います。それでも、結局は廃棄に応じたことを見れば、武力をチラつかせた(強制)査察が有効だった証明になるのではないでしょうか?
湾岸戦争後、前回のUNSCOMの査察は、「内政干渉」を考慮して、大統領宮殿とかの「聖域」には立ち入らないという取り決めが成されました。イラク側は、その取り決めに基づいて、立ち入りを拒否したのですが、米国の意を含んだ査察団が、取り決めを無視したことから、イラク側は査察団の国外退去を命じ、米国はそれを理由にイラクを空爆しました。UNSCOMの元査察団長、スコット・リッター氏は、この間の経緯を告発し、「アメリカが査察団を私有化してスパイ行為をさせた」と言っています。今回の査察では、この失敗を反省し、最初から査察団に「いかなる場所も立ち入ることができる」権限を与えています。しかしイラク側は、主権国家として普通は当然、飲むことのできない、この屈辱的な査察をも受け入れたのです。武器を突きつけられて、シブシブ了解したのだろうというのは、誰にだってわかることですが…。それを「シブシブだったから、全面的な協力ではない」なんて、誰が言えるでしょう?
「イラクは悪い国だから、見つかってまずい物を隠すために、査察を妨害したり、裏で武器隠しをしてる」と考える人は多いでしょうが、経緯を丹念に辿っていけば、査察を潰そうとしていたのは、むしろアメリカだったことがわかります。アメリカが「イラクの核開発の証拠」として提出した、ウラン輸入文書は、IAEAのエルバラダイ委員長が「簡単な調査で、すぐに『偽造』であることがわかった」と公表していますし、情報当局がまとめたという、武器隠しの調査論文は、湾岸戦争当時の大学生が書いた論文のパクリだったなんて事実まで、明かになっています。
ほとんど「尻の穴まで見せた」状態のイラクですから、軍を引き連れた「強制査察」を国連が採択しても、おそらく受け入れたでしょう。イラク当局は査察に関して「CIAが加わってもらっても結構」と、半ばヤケ気味のコメントまで出していたくらいですから…。事実、フランスとドイツが共同で、そういう趣旨の提案を行っており、両国は水面下でイラクの了解を取り付けていたとも言われています。しかし、その提案を蹴ったのも米英でした。こうした経緯を見れば、「手づまりになって、やむなく開戦」という認識は間違いで、もともと米英は、「なにがあろうとイラク攻撃をやるつもりだった」としか考えられません。米国は2002年の9月まで、国連の枠外での単独イラク武力攻撃を公言していたのですから、もとより「国際協調」など頭になかったことは明白だと思います
これは メッセージ 19499 (furuhata01 さん)への返信です.
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