民主的に選ばれたことの錯覚
投稿者: battamother 投稿日時: 2009/05/12 07:03 投稿番号: [117981 / 118550]
ハマスがガザ市民に民主的に選ばれたことを盾に、ハマスを擁護する根拠とするかのような主張が多少なりともある。あの岡真理も、「ハマスは民主的に選ばれたにも関わらず、国際社会からは認められていない」と述べていた。
いくら民主的に選ばれたとしても、その政治のありようが無茶苦茶であれば、選んだ市民ですら認めず、批判するのは当然のこと。選ぶ時には当然期待を持って選ぶ訳で、その政治の有りようが如何なるものであるかは、実際に政権を取った後でなければ判断・評価できないのであるから。それはいずこも一緒。
ブッシュだって当初は圧倒的な支持率を誇っていた。しかし、その後の極端な人気失墜は周知のこと。
ここであえてイスラエルとハマスを同列に並べて比較して述べると、少なくともイスラエルは自国の民をその恐怖政治でもって弾圧したり虐殺したりはしない。であればこそ、イスラエル市民の高い支持を得られるのである。(世界の批判は別として)
一方ハマスは確かにジミー・カーターも認める程の「完璧な」民主的選挙によって選出された。しかし、やっていることは独裁政治そのもので、自らの思想に反する人達を武力でもって弾圧したり、虐殺したりしている。
停戦後、瓦礫の山で途方に暮れつつ泣き叫ぶ人達の多くが、イスラエルの憎悪のみならず、ハマスへの怒りを露わにしていた映像が映し出されていた。
仮にもイスラエルがガザから完全撤退したとしても、ハマスが今のような恐怖政治を行う限り、ガザの市民に真の平和はやってはこないだろう。
ハマス擁護派は、その点もちゃんと見据えた上でハマスを認識すべきだ。
ハマスはガザ市民によって選出されたが、その実態は決してガザ市民と一体ではないし、その代弁者でもはない。むしろガザ市民を力でもって弾圧しているのだ。
先日のETV放送で、臼氏等が述べていた「ハマスは今回の戦争で軍事的には弱体化したかも知れないが、政治的にはむしろ勝利したかも知れない」ということの意味することは、「イスラエル=悪」それと戦う「ハマス=ガザ市民の味方」といった認識と、同情と共感を一部の表層的にしか物事を見ない、あるいは知らない人達に与えたってことによる、ハマスの政治的プロパガンダの勝利ってことだ。つまりは、ドラさん的認識は、まさにハマスの思うつぼってこと。
これは メッセージ 117980 (battamother さん)への返信です.
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