ラストエンペラー
投稿者: battamother 投稿日時: 2009/01/03 03:21 投稿番号: [115776 / 118550]
中国独特の鮮やかな色彩といい、音楽(坂本龍一)といい、ストーリーといい、幼いときに飼っていたコオロギが容器から出てくるといった幻想的なエンディングといい、実に素晴らしい作品だった。
【…「皇帝」から「一市民」となった一人の男の人生を見事に映し出しています。社会主義体制の下、戦犯として収容所で「人間改造」を強いられる男が、かつては紫禁城に君臨した皇帝だったとは、誰が考えられるでしょう。中国の皇帝はなんたって「天子様」ですから。信じられないほどの絶大な権力をもっていたのですから。元皇帝の苦悩、そしてある種の諦観をこの映画は劇的に描いています。…】
http://www.actv.ne.jp/~yappi/eiga/ED-04last%20emperor.htmlラストエンペラーを見終わって脳裏に浮かんだのは、『伝道者の書』の例の箇所。
一つの時代は去り、そして次の時代が来る
しかし、この地球は永遠にそのままである
日は昇り、日は沈み
出でた処に急ぎ戻る
風は南に吹き、そしてまた北へと転じて吹く
巡り巡って、かならずまた元の方向へと戻る
川は海に流れ入る
しかし、決して海は溢れることはない
川は再び流れて出た処に戻るのだ
かつてあったことは、再び繰り返され
かつて起こったことは、再び起こるの
天の下には新しいことなど何一つ無いのだ
(Billingul Bibleの訳が今いちだったので、おこがましくも私流に直した)
『伝道者の書』のこの箇所と、鴨長明の「方丈記」の冒頭は酷似している。
【ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある、人と栖と、またかくのごとし。】
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