対イラク武力行使

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田母神俊雄論文と自衛隊の現状

投稿者: dorawasabi5001 投稿日時: 2008/12/02 00:18 投稿番号: [115242 / 118550]
★田母神俊雄論文と自衛隊の現状

/小西誠(元反戦自衛官、米兵・自衛官人権ホットライン)


■田母神論文と自衛隊の現状■

   狙いは制服組の「軍部」化

「軍部」化にむかう制服組


  田母神論文は、コミンテルン陰謀説などをみても稚拙でお粗末なものであ
る。


政府・防衛省は田母神に完全に屈している。懲戒処分もできず更迭だけ
だ。確かに、自衛官に「言論の自由」はある。だが、田母神の言う「自衛官の
言論の自由」とは、例の論文を見ても明らかなとおり、「航空幕僚長の地位」
を利用した制服組による明らかな政治活動・行動である(空幕の組織的関与は
政治行動そのもの)。


  【昨年参議院選に立候補したヒゲの隊長・佐藤正久元陸自一佐の献金者名簿
に、田母神など現役幕僚長の名前がズラーと並んでいる。】



これもまた、自衛官
は選挙権行使(投票)以外の政治活動をしてはならないという自衛隊法に違反
するものだ。


懲戒免職ができなかったのは、制服組が実力を持つ集団として台
頭しているからである。これは1969年の私への懲戒免職・逮捕・起訴や、
以後の10名の反戦派自衛官に対する懲戒免職処分などと比較しても際だってい
る。


  今年8月には、防衛省の「参事官」制度の廃止が決定されている。これは、
次期通常国会に提出の予定だ。



防衛省設置法第7条には、「防衛省に防衛参事
官を置く」とされており、官房長及び局長のポストに「背広組」からなる9人
の防衛参事官が配置される形になっている。この「参事官」が防衛大臣を補佐
する、いわゆる「文民統制」の実体である。



しかし、この戦後自衛隊形成の根
幹である「文民統制」を事実上廃止し、新たに背広組(文官)、制服組(武
官)からなる共同の「防衛会議」を創設し、それが防衛大臣を補佐する形に変
えようとしている。


これでは、軍事専門家である制服組の意見が全て通ってし
まう。シビリアンコントロールの形骸化だ。これは、最近始まった出来事では
ない。90年代からの自衛隊の実動化・実戦化の中で動き始めた、制服組の台頭
=「軍部」化をめざす動きの一環と断定してよい。



・・


自衛隊がめざしているのは、全世界の地域紛争・対テロ作戦を日米共同でや
るということである。



2006年に石破茂が防衛政策検討小委員会に提出した


「国際平和協力法案」を見ると、


【米軍のやっている作戦に、国連決議がなくて
も同盟国の要請に従って参加することになっている。これは、いわゆる恒久派
兵法であり、憲法を完全に無視した法案である。】




旧軍的自衛隊体制の崩壊

  自衛官の自殺・事故・不祥事などの増大は、派兵の時代の中で「自衛隊員の
危機」が進行しているということ、これは自衛隊の崩壊的危機である。この自
衛隊の危機を歴史的に見ると、先進国ではもはや戦争と軍隊は存立し得なくな
っていることを示す。



人権・人命意識の発達した社会では、戦争を続けること
ができないのである。アメリカでは帰還兵とその家族が反戦運動に加わってい
る。


ベトナム戦争時と比較しても、家族ぐるみで運動に参加するのが特徴とな
っている。


・・


  田母神論文は、自衛隊内政治教育からも逸脱するほどに突飛な内容である
が、それは派兵の時代の中で、自衛隊の現状に対するあせりであるだけでな
く、その突破を懸けた制服組の一部の政治的行動・政治的決起である。



こうい
う自衛隊と対決し、私たちは、新テロ特措法に反対し、恒久派兵法に対決する
反戦運動を創造して行かなくてはならない。



http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/d24d651cd93ba7ab9ef9e66049dfe509
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