田中宇さんのイラク論評
投稿者: spica_022 投稿日時: 2008/10/08 20:40 投稿番号: [114112 / 118550]
こんばんは〜〜^^
>【反米が強くなっている国内事情、イランシーア派からの影響】によって、中ロにも採掘権を与えたと言うなら、余り不自然には思えなかったのですが。
そう、そのとおり、一見不自然には見えないし、実際、イラクの石油はアメリカの思惑どおりにはいっていないのですが、よくよく読むと不自然で強引な点がいくつかありまして、
たとえば、「反米が強くなっている国内事情、イランシーア派からの影響」ですが、イラクの反米勢力といえばサドル派とスンニ派でしょ。このどちらも、中核を成す層は米国だけでなくイランも大嫌い(スンニ派についえはいわずもがな、サドル派のマハディ軍はゼノフォビア(外国人嫌い)で知られている、という記事を読んだことがあります。たしか英語のウィキからリンクしてる)つまり、イラクにおいては、自然に考えると「反米が強くなっている=反イラン勢力も強くなっている」となるわけで、それと同時に「イランの影響下にある国になる」は、矛盾がありすぎて考えにくいんですよ。でも、田中さんは、この点について、なんの解説もしていないでしょ。知らないわけがないはずなのに。
田中さんも引いているUruknetでは、「CIAに嘘の情報をリークし、武力行使に踏み切らせたのはイラン。イラク戦争はアメリカではなく、影で糸引いたイランの謀略によるもの」という記事が掲載され、それをスンニ派(とあきらかに思われる)ブロガーたちが「やっとでてきた。これはイラクでは誰でも知っていること」と書くくらい、イラクスンニ派のイランへの反発は強い。
また、「シーア派のイランが、イラクの多数派であるシーア派を通じ、イラクの政治を操っている観は以前からあるが」と田中さんは書いてますが・・・ううーん、これってどうなんでしょ?? どちらかというと現イラン政権は、イランに対してだけでなく、すべてにむかっていい顔をする全方位外交をやっているように見えるのだけど。
それにしても、「観はある」ですませちゃうなんて、田中さんはどうして、こういう肝心なところでリンクを貼ってくれないんだろう。「サドルがイランに」のソースも知りたいわ。
また、国内務省が毎週発表する「イラクウィークリーステイタスリポート」を読むと、
1)中国の契約は、フセインのときに結ばれてたものとはまったく性格の違う技術供与計画。イラク石油法ほ範疇内のもの
2)イラクの石油開発に乗り出し、なんらかの契約を結ぶところまでいってるのは中国、ロシアだけではない。たとえば、最新のレポート(10月1日付け)によると、韓国のKNOCがクルド自治政府との最終契約をとりつけたとの記事がある。英国企業も採掘権を交渉中との記述もある。
http://www.state.gov/p/nea/rls/rpt/iraqstatus/c26648.htm
てなことが、簡単にわかっちゃうんですよ。
わたしも、最初に中国の記事を新華社で読んだときには「あれ?!」とびっくりして、こういうところを見にいって、で、「あ、政府の発表がこれで、内容がこれだから、メディアは(新華社以外は)あまり書かなかったのね」と納得したんです。なのに、プロの田中さんが「なぜか主要メディアは騒いでないが」ですませてるのはおかしいでしょ。プロなら、こういうの読んでないはずはないし、もし読んでないのなら、かなりひどい片手落ちだし、自説の「アメリカ隠れ多極説・自滅論」に引きずられて、そういうつめがぬkれてるんだとしたら、いいことじゃないですよね。
でも、それでも、こういう人の書くものを時々読むのは大事だと思う。わたしも、すこし勉強になりました^^。
>【反米が強くなっている国内事情、イランシーア派からの影響】によって、中ロにも採掘権を与えたと言うなら、余り不自然には思えなかったのですが。
そう、そのとおり、一見不自然には見えないし、実際、イラクの石油はアメリカの思惑どおりにはいっていないのですが、よくよく読むと不自然で強引な点がいくつかありまして、
たとえば、「反米が強くなっている国内事情、イランシーア派からの影響」ですが、イラクの反米勢力といえばサドル派とスンニ派でしょ。このどちらも、中核を成す層は米国だけでなくイランも大嫌い(スンニ派についえはいわずもがな、サドル派のマハディ軍はゼノフォビア(外国人嫌い)で知られている、という記事を読んだことがあります。たしか英語のウィキからリンクしてる)つまり、イラクにおいては、自然に考えると「反米が強くなっている=反イラン勢力も強くなっている」となるわけで、それと同時に「イランの影響下にある国になる」は、矛盾がありすぎて考えにくいんですよ。でも、田中さんは、この点について、なんの解説もしていないでしょ。知らないわけがないはずなのに。
田中さんも引いているUruknetでは、「CIAに嘘の情報をリークし、武力行使に踏み切らせたのはイラン。イラク戦争はアメリカではなく、影で糸引いたイランの謀略によるもの」という記事が掲載され、それをスンニ派(とあきらかに思われる)ブロガーたちが「やっとでてきた。これはイラクでは誰でも知っていること」と書くくらい、イラクスンニ派のイランへの反発は強い。
また、「シーア派のイランが、イラクの多数派であるシーア派を通じ、イラクの政治を操っている観は以前からあるが」と田中さんは書いてますが・・・ううーん、これってどうなんでしょ?? どちらかというと現イラン政権は、イランに対してだけでなく、すべてにむかっていい顔をする全方位外交をやっているように見えるのだけど。
それにしても、「観はある」ですませちゃうなんて、田中さんはどうして、こういう肝心なところでリンクを貼ってくれないんだろう。「サドルがイランに」のソースも知りたいわ。
また、国内務省が毎週発表する「イラクウィークリーステイタスリポート」を読むと、
1)中国の契約は、フセインのときに結ばれてたものとはまったく性格の違う技術供与計画。イラク石油法ほ範疇内のもの
2)イラクの石油開発に乗り出し、なんらかの契約を結ぶところまでいってるのは中国、ロシアだけではない。たとえば、最新のレポート(10月1日付け)によると、韓国のKNOCがクルド自治政府との最終契約をとりつけたとの記事がある。英国企業も採掘権を交渉中との記述もある。
http://www.state.gov/p/nea/rls/rpt/iraqstatus/c26648.htm
てなことが、簡単にわかっちゃうんですよ。
わたしも、最初に中国の記事を新華社で読んだときには「あれ?!」とびっくりして、こういうところを見にいって、で、「あ、政府の発表がこれで、内容がこれだから、メディアは(新華社以外は)あまり書かなかったのね」と納得したんです。なのに、プロの田中さんが「なぜか主要メディアは騒いでないが」ですませてるのはおかしいでしょ。プロなら、こういうの読んでないはずはないし、もし読んでないのなら、かなりひどい片手落ちだし、自説の「アメリカ隠れ多極説・自滅論」に引きずられて、そういうつめがぬkれてるんだとしたら、いいことじゃないですよね。
でも、それでも、こういう人の書くものを時々読むのは大事だと思う。わたしも、すこし勉強になりました^^。
これは メッセージ 114078 (dorawasabi5001 さん)への返信です.
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