マリキの撤退期限要求
投稿者: masajuly2001 投稿日時: 2008/07/13 19:50 投稿番号: [113058 / 118550]
アラブ首長国連邦で行ったマリキ首相の米軍の撤退期限要求はなかなか興味深い。グリーンゾーン内ではなく、国外で行ったという意味でも。
イラク首相「米軍の撤退日程示せ」
安保協定協議が難航
http://www.asahi.com/international/update/0711/TKY200807100394.html多くのブロガーが取り上げているが、意見としては、米国の意向に沿ったもの(長期協定ではなく覚え書きにすれば議会の承認が必要なくなる)という意見と、結局イラク(というよりはシーア派、もっといくとイランからみて)は米国の思惑通りには動かないという意見に大別される。
前者の意見は、結局米国が主導権を握っていると考えれば、理屈が合っていると思えるが、これまでの米軍の使われ方を見ると、ちょっと違うんじゃないかと思える。米軍はスンニ派勢力の力を削ぐためにいいように使われてきたという見方ができるからだ。現政権と同じシーアのサドル派はどうなったか。当初は米軍はマリキをけしかけてバスラ、サドルシティーと攻勢に出たが、結局、サドル派はその勢力を温存したまま残った。
俺が読んだ限り誰も指摘していないのだが、ブッシュなどの米国側は、「撤退の条件が整ったかどうか」はあくまで米国が判断すると考えているが、今回のマリキの発言はその判断はイラクの側がするということを言ったのではないか。その判断をどちらがするかによって事態はまるで違ってくる。つまり、マリキを含めてシーア派は、自分たちの敵勢力が力を温存している限りは、米軍はその対抗勢力として駐留してもいいが、そうでなくなれば撤退しろということだ。これはイラクに対するイランの方針そのものと思える。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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