対イラク武力行使

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もしも戦争がなかったら(2)

投稿者: bonno_216 投稿日時: 2007/09/03 14:20 投稿番号: [109549 / 118550]
(つづき)

  東南アジアは日本に、東欧はドイツに併合されていたでしょう。しかし日本は中国と何処かで妥協せざるをえないし、ドイツもフランス、イギリスに攻め込むことはなかったと思われます。

  東南アジア、東欧の両地域は、まず第一段階として植民地支配を受けますが、ほどなく政治的な独立を果たし開発独裁型の政権が誕生したでしょう。

  それらの政権は旧宗主国の資本を積極的に受け入れると同時に資源外交を展開し、徐々に高福祉型の社民体制に移行しただろうと思われます。

  米国は軍事特需がなくなる分、恐慌からの復興は遅れますが、北米および人口の多い中南米を事実上属領化することで市場が確保され、やがて需給バランスも回復して、再び発展への道を歩みだしたことでしょう。

  そして、やはり米ブロック経済圏内でも、途上国の政治的独立が相次ぐことになり、米国は早々に覇権を手放して共存外交を採用したと思われます。

  ソ連は第二次世界大戦で最も実利を得た国家ですが、その戦争がなかったとすれば、広大なソ連圏の獲得もなく、スターリン政権は五カ年計画他、国内産業体制の整備に専念していたでしょう。

  ヨーロッパも、植民地が次々に独立していくと、国内経済の自律的発展を目指していかざるを得ず、フランス、ドイツが中心となってヨーロッパ共同体の設立努力が30年程早期に開始されたと考えられます。

  中国は共産化することなく、日本型社会主義を取り入れ、やはり30年程早く工業発展を開始していたでしょう。

  世界政治は集中支配の体制から多極化へと移り、資本や物資の流通性は緩やかになり、極端な金拝主義の蔓延は抑制されたかもしれません。

  とまあ、これは精一杯の楽観的予測ですが、このような予測も可能だと言うことです。もちろん、必ずこうなっていたなんて断言できませんが、戦争を肯定したがゆえ、幼稚な分析で悲観的予測を必然的未来であると信じる前に、いろいろな可能性を検証して見る方が良いだろうと思います。
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