Re: ぼんちゃんさー
投稿者: bonno_216 投稿日時: 2007/07/20 06:22 投稿番号: [107780 / 118550]
>それが良い悪いという二元論を展開したい意図があるのではなく
それ以前に、自由主義経済と社会主義経済は対立概念じゃありません。貴方の認識では「自由」と「民主主義」は対立概念ですか?
おそらく違いますよね。
日本の伝統的な経済システム(年功序列、終身雇用、累進課税)は、非常に社会主義的色彩の強いシステムですが、多くの人はそれを「社会主義経済」と呼びません。
経済、政治を含む「社会学」の根本テーマは「幸福」です。この漠然としたテーマに具体性を与え、方策およびシステムを考えるのが社会学なのです。
社会が要求する財やサービスのプライマリーを決定し、それらを効率的に生産、流通させることで人々の「幸福」を増大しようとするのが「経済」の基本理念です。経国済民とは「国を経(通じ)民を済(救う)」であり、そこに自由主義、社会主義の別はないのです。
自由な生産活動、自由な消費行動、職業選択の自由は「幸福」の重大要素ですから、これを全面否定する経済システムは「経済」足り得ません。
同時に富の偏在を許し、経済的弱者の生存権を否定するのは、やはり「幸福」の否定ですから、そうしたシステムもまた「経済」足り得ません。
つまり、一般社会学で言う古典的な命題「自由か平等か?」に突き当たるわけですが、多くの人は「自由」や「平等」が「絶対的価値観」だという錯覚をしています。しかし、それは間違いで「自由」も「平等」も「幸福の重大要素」なのです。
幸福を追求する経済で、「自由」に重きを置くのが「自由主義経済」ですが、それは「平等」を否定するものじゃありません。また「社会主義経済」は「平等」に重きを置きますが、やはり「自由」を否定するものじゃありません。
冷戦の後遺症で、多くの人が「社会主義とは自由を否定する」あるいは「自由主義とは平等を否定する」ものだと思い込んでいますが、本来それらは「両立」を目指すものであり、対立概念ではないというところに気づけば、陳腐なウヨ・サヨ論争も、自然消滅していくことでしょう。
私の主張は「社会主義経済を目指す」ではなく、「(成熟した社会では)経済の社会主義的側面を重視すべき」だと捉えていただければ、より正確な理解になると考えます。
これは メッセージ 107756 (bouzumarumouke7 さん)への返信です.
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