ランボー的アメリカに萌える人々
投稿者: messi19 投稿日時: 2007/06/14 21:15 投稿番号: [106459 / 118550]
湾岸戦争から現在の状況まで、ざっと見渡してみれば、殆どの人は、何時の段階かは別にして、アメリカへの失望を感じずにはいられなくなったであろう。
勿論、始めから、湾岸戦争など…イラン・イラク戦争でフセインという怪物を作り出し、その怪物を手懐け損ったアメリカが蒔いた種…と冷ややかに見る向きも有り、私もそれを完全に否定は出来ない人間ではあるが…
ただ、自分の意見は別として、概ねアメリカのとった行動は多くの理解を得るところであったと言えよう。それは、国連の安保理において圧倒的多数の賛同を得て、国連の委任によって多国籍軍を編成し、早々にクウェートからイラク軍を撤退させ…そして、国連の名の下に停戦を勝ち得た…勿論、イラク軍を深追いして、出さなくても良い犠牲者を出してしまった事など、若干の問題点は有ったが…初期の目的を達し、思ったよりも抑制の効いた制裁となった…と言うことは出来るだろう。
国連憲章は、紛争の解決手段として戦争を放棄している…
第一条
国際連合の目的は、次のとおりである。
1)国際の平和及び安全を維持すること。そのために、平和に対する脅威の防止及び除去と侵略行為その他の平和の破壊の鎮圧とのため有効な集団的措置をとること並びに平和を破壊するに至る虞のある国際的の紛争又は事態の調整または解決を平和的手段によつて且つ正義及び国際法の原則に従つて実現すること。
第二条
この機構及びその加盟国は、第一条に掲げる目的を達成するに当つては、次の原則に従つて行動しなければならない。
3)すべての加盟国は、その国際紛争を平和的手段によつて国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように解決しなければならない。
三十三条
1)いかなる紛争でも継続が国際の平和及び安全の維持を危うくする虞のあるものについては、その当事者は、まず第一に、交渉、審査、仲介、調停、仲裁裁判、司法的解決、地域的機関又は地域的取極の利用その他当事者が選ぶ平和的手段による解決を求めなければならない。
2)安全保障理事会は、必要と認めるときは、当事者に対して、その紛争を前記の手段によつて解決するように要請する。
それでも、やむを得ない場合は…
第四十二条
安全保障理事会は、第四十一条に定める措置では不充分であろうと認め、又は不充分なことが判明したと認めるときは、国際の平和及び安全の維持又は回復に必要な空軍、海軍または陸軍の行動をとることができる。この行動は、国際連合加盟国の空軍、海軍又は陸軍による示威、封鎖その他の行動を含むことができる。
…と、軍事行動を認めている。そして、湾岸戦争に於いては、「平和及び安全の維持又は回復」が出来たと判断した時点で、鉾は収められた…と言う分けだ…
さて、それに比べて、イラク戦争はどうであったのか…
先ず、湾岸戦争と大きく違っていたことは、イラクに対する攻撃を、国際世論の圧倒的多数が支持していたとは、到底言えなかったと言う事実がある。米英は、湾岸戦争と同じような同意を取り付けようと苦心をしたが…イラクのクウェート侵攻の様な明白な事実が無い状況では、その同意は覚束なかった…と言うわけだ。
そして、同意を得ることなく行われた武力行使…武力行使の前提となった大量破壊兵器の「不存在」…占領後も安定することのないイラク国内の状況…イラク兵捕虜に対する虐待…だらだらと続くアメリカ兵の戦死等…色々な時点で、櫛の歯がこぼれるようにアメリカ政府は、その支持を失っていった分けだ…無理もない事である。
しかし、それでも、尚、ほんの一部では有るが、徹頭徹尾アメリカ政府を擁護し続ける人間も散見される。まあ、言うなれば「意地になっている…」ので有ろうが、もう少し分析すれば…
アメリカが時としてみせる、愚直なまでに民主主義を愚見化しようとする姿と、正義は力であると言って憚らない「ならず者」の姿…その両方に憧れているのであろう。もっと言えば…ランボー的アメリカに対する萌え!…まあ、そんな幼稚な幻想…の成せる技なのだろう。
一部の特殊な人々には、常にアメリカは、ランボーのようにマッチョなヒーロー…と、見えるかも知れないが、正常な神経を持った人間は…それが現実とは違う事にとっくに気付いており、しっかりと批判的精神で物事を見る目も持っているのだが…まあ、萌えている人を説得するのは、ナカナカ難しい…と言うことかも知れない。
勿論、始めから、湾岸戦争など…イラン・イラク戦争でフセインという怪物を作り出し、その怪物を手懐け損ったアメリカが蒔いた種…と冷ややかに見る向きも有り、私もそれを完全に否定は出来ない人間ではあるが…
ただ、自分の意見は別として、概ねアメリカのとった行動は多くの理解を得るところであったと言えよう。それは、国連の安保理において圧倒的多数の賛同を得て、国連の委任によって多国籍軍を編成し、早々にクウェートからイラク軍を撤退させ…そして、国連の名の下に停戦を勝ち得た…勿論、イラク軍を深追いして、出さなくても良い犠牲者を出してしまった事など、若干の問題点は有ったが…初期の目的を達し、思ったよりも抑制の効いた制裁となった…と言うことは出来るだろう。
国連憲章は、紛争の解決手段として戦争を放棄している…
第一条
国際連合の目的は、次のとおりである。
1)国際の平和及び安全を維持すること。そのために、平和に対する脅威の防止及び除去と侵略行為その他の平和の破壊の鎮圧とのため有効な集団的措置をとること並びに平和を破壊するに至る虞のある国際的の紛争又は事態の調整または解決を平和的手段によつて且つ正義及び国際法の原則に従つて実現すること。
第二条
この機構及びその加盟国は、第一条に掲げる目的を達成するに当つては、次の原則に従つて行動しなければならない。
3)すべての加盟国は、その国際紛争を平和的手段によつて国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように解決しなければならない。
三十三条
1)いかなる紛争でも継続が国際の平和及び安全の維持を危うくする虞のあるものについては、その当事者は、まず第一に、交渉、審査、仲介、調停、仲裁裁判、司法的解決、地域的機関又は地域的取極の利用その他当事者が選ぶ平和的手段による解決を求めなければならない。
2)安全保障理事会は、必要と認めるときは、当事者に対して、その紛争を前記の手段によつて解決するように要請する。
それでも、やむを得ない場合は…
第四十二条
安全保障理事会は、第四十一条に定める措置では不充分であろうと認め、又は不充分なことが判明したと認めるときは、国際の平和及び安全の維持又は回復に必要な空軍、海軍または陸軍の行動をとることができる。この行動は、国際連合加盟国の空軍、海軍又は陸軍による示威、封鎖その他の行動を含むことができる。
…と、軍事行動を認めている。そして、湾岸戦争に於いては、「平和及び安全の維持又は回復」が出来たと判断した時点で、鉾は収められた…と言う分けだ…
さて、それに比べて、イラク戦争はどうであったのか…
先ず、湾岸戦争と大きく違っていたことは、イラクに対する攻撃を、国際世論の圧倒的多数が支持していたとは、到底言えなかったと言う事実がある。米英は、湾岸戦争と同じような同意を取り付けようと苦心をしたが…イラクのクウェート侵攻の様な明白な事実が無い状況では、その同意は覚束なかった…と言うわけだ。
そして、同意を得ることなく行われた武力行使…武力行使の前提となった大量破壊兵器の「不存在」…占領後も安定することのないイラク国内の状況…イラク兵捕虜に対する虐待…だらだらと続くアメリカ兵の戦死等…色々な時点で、櫛の歯がこぼれるようにアメリカ政府は、その支持を失っていった分けだ…無理もない事である。
しかし、それでも、尚、ほんの一部では有るが、徹頭徹尾アメリカ政府を擁護し続ける人間も散見される。まあ、言うなれば「意地になっている…」ので有ろうが、もう少し分析すれば…
アメリカが時としてみせる、愚直なまでに民主主義を愚見化しようとする姿と、正義は力であると言って憚らない「ならず者」の姿…その両方に憧れているのであろう。もっと言えば…ランボー的アメリカに対する萌え!…まあ、そんな幼稚な幻想…の成せる技なのだろう。
一部の特殊な人々には、常にアメリカは、ランボーのようにマッチョなヒーロー…と、見えるかも知れないが、正常な神経を持った人間は…それが現実とは違う事にとっくに気付いており、しっかりと批判的精神で物事を見る目も持っているのだが…まあ、萌えている人を説得するのは、ナカナカ難しい…と言うことかも知れない。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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