バグダッドの分離壁建設について
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2007/04/22 14:29 投稿番号: [104811 / 118550]
アザミーヤ地区の地元評議会が壁建設を承認していないにもかかわらず、
米軍が勝手に建設を始めたこと。
これがまず問題点です。
昨日のABCニュースが地元住民に取材していました。
肯定的意見と否定的意見の両方を紹介していました。
肯定する住民が存在することは客観的事実ですが、
どちらが多数派かは私には分かりません。
私は現在の『宗派間抗争』といわれている状況下では
一定の<肯定的役割>があることを否定しません。
問題は、それが<否定的役割>より大きいという根拠が提示されていないことと
にもかかわらず地元の承認なしに建設を開始したことです。
ボスニアが十年以上経っても殆ど和解が進展しないことをみても分かるように、
イラクの傷は数十年掛けて癒していくしかない程深いと思います。
したがって、こんな小手先細工は、付け焼刃にしかすぎません。
付け焼刃にも肯定的意義はなくはありませんが、
本質的解決からは程遠いものです。
ブッシュ政権のイラク撤退戦略からすれば、付け焼刃でよいのです。
表層的、数字的バロメーターという<成績表>が必要なのであって、
イラク国民にとっての<本質的解決>まで展望していないのです。
数値評価社会の弊害もあるでしょう。
根底的問題は、アメリカ国内の政局によって、
イラク政策が規定されているということです。
ブッシュ政権はイラク戦争前、イラク戦争の支出を500億ドルと見込みました。
現在既にその十倍の5000億ドルを超えています。
アメリカにはもうイラク戦争を継続する力はなく、
どうしてもイラク戦争を早期に終結せねばならないのです。
ブッシュ政権の頭の中の観念世界では、
主観的には、その最短コースを行く<つもり>なのでしょうが、
既に何度も破綻しているブッシュ政権のことですから、
これが成功する保証などありません。
更に泥沼にはまり、更に支出がかさむくらいなら、
その資金をイラク人の為にこそ有効に使って欲しいと思います。
<イラクのことはイラク人が決める>のであるならば、
①イラク人の多数が米軍撤退を求めているのだから、
撤退時期を表明する。
②スンニ派地元武装勢力は米軍との停戦を申し出ているのだから、停戦する。
③イラク人に対する謝罪と補償を表明する。
④米軍に替わり、平和維持軍を導入する。
国連軍やムスリム主体の平和維持軍の導入
等々ということをこそ考えるべきではないでしょうか。
これは メッセージ 104721 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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