バンカーバスターか?
投稿者: minzokujiketsu 投稿日時: 2004/10/07 17:08 投稿番号: [34 / 292]
【何が起きているのか】
「米国がイスラエルに『バンカーバスター』を売却」との報道が先週、欧米のメデイアを賑わした。“飛来先”となるイランのハラジ外相は22日、「事実であればイスラエルは厳しい報復を受ける」と警告した。
「バンカーバスター」は、敵の地下軍事施設などを破壊するために米国のメーカーが開発したミサイルで、GPS(Global Positioning System) によって精密誘導される。破壊力の大きいタイプであれば厚さ7〜8mのコンクリートをぶち抜く。イスラエルが購入する(した)と言われている「BLU−109」型は、厚さ2mのコンクリートを貫く。
イスラエルは6月、スマート爆弾5千発(総額1億3千900万円)を米国から購入する契約を結んだが、この中に「バンカーバスター」が500発含まれているとみられている。
イスラエルが「バンカーバスター」を使用するとすれば、目的はイランの核(疑惑)施設を攻撃するためだ。
【「先制攻撃行う」とシャロン首相】
イランの核兵器開発疑惑をめぐっては、国際原子力委員会(IAEA)が非難決議を採択したにもかかわらず、イランは「電力開発のため。ウラン濃縮はやめない」との主張を繰り返した。「開発は続ける」という強い意志の表れである。
イスラエルは、イランの核兵器開発が相当なところまで進んでいるものと見ている。イランが8月、イスラエル全土を射程に入れるミサイルの発射実験に成功したことは、イスラエルを挑発した。
IAEAの非難決議からわずか3日後の22日、イランのアガザデ副大統領の発言が、地域の緊張を一気に高めた。「ガス拡散方式で濃縮ウラン精製を始めた」と“宣言”したのだ。
イスラエルのある国家安全保障アドバイザーは「イラン(の核兵器開発)は後戻りできないところまできた」と語る。
政界・軍部の有力者たちは「国際社会の外交努力が失敗したら、軍事行動もありうる」と示唆した。事実、イスラエルは81年、核開発疑惑が持たれていたイラク・オシラク(バグダッド近郊)の施設を空爆した実績がある。シャロン首相は「オシラクのように自衛のための先制攻撃をする」と早くも“宣戦布告”した。
【核燃料棒が入る前に攻撃か】
イスラエル内外の軍事アナリストは、イランの核疑惑施設への攻撃に悲観的だ。イランの核疑惑施設は、つかめているだけでも8カ所に点在する。英国の有力軍事分析機関は「どこをどうヒットすればよいのか、イスラエルは正確な情報を持っていない」と指摘する。
弾頭部分に劣化ウランを用いた「バンカーバスター」をすべての施設にぶち込むわけにはいかない、と考えるのが常識ではある。81年にイラク・オシラクの核疑惑施設を攻撃した際、イスラエルは国際社会の批判を浴びた。
IAEAも国連も、イランが核兵器開発をしている、という『確たる』情報はつかんでいない(イランが形跡を上手に消去している面もあるが)。
それでも自国の安全保障には、過剰な位敏感に反応するのがイスラエルという国だ。もし対イラン攻撃に踏み切るとすれば、ロシアから核燃料棒が入る前だとの見方が有力である。
(田中龍作)
http://www.janjan.jp/world/0410/0409309358/1.php
「米国がイスラエルに『バンカーバスター』を売却」との報道が先週、欧米のメデイアを賑わした。“飛来先”となるイランのハラジ外相は22日、「事実であればイスラエルは厳しい報復を受ける」と警告した。
「バンカーバスター」は、敵の地下軍事施設などを破壊するために米国のメーカーが開発したミサイルで、GPS(Global Positioning System) によって精密誘導される。破壊力の大きいタイプであれば厚さ7〜8mのコンクリートをぶち抜く。イスラエルが購入する(した)と言われている「BLU−109」型は、厚さ2mのコンクリートを貫く。
イスラエルは6月、スマート爆弾5千発(総額1億3千900万円)を米国から購入する契約を結んだが、この中に「バンカーバスター」が500発含まれているとみられている。
イスラエルが「バンカーバスター」を使用するとすれば、目的はイランの核(疑惑)施設を攻撃するためだ。
【「先制攻撃行う」とシャロン首相】
イランの核兵器開発疑惑をめぐっては、国際原子力委員会(IAEA)が非難決議を採択したにもかかわらず、イランは「電力開発のため。ウラン濃縮はやめない」との主張を繰り返した。「開発は続ける」という強い意志の表れである。
イスラエルは、イランの核兵器開発が相当なところまで進んでいるものと見ている。イランが8月、イスラエル全土を射程に入れるミサイルの発射実験に成功したことは、イスラエルを挑発した。
IAEAの非難決議からわずか3日後の22日、イランのアガザデ副大統領の発言が、地域の緊張を一気に高めた。「ガス拡散方式で濃縮ウラン精製を始めた」と“宣言”したのだ。
イスラエルのある国家安全保障アドバイザーは「イラン(の核兵器開発)は後戻りできないところまできた」と語る。
政界・軍部の有力者たちは「国際社会の外交努力が失敗したら、軍事行動もありうる」と示唆した。事実、イスラエルは81年、核開発疑惑が持たれていたイラク・オシラク(バグダッド近郊)の施設を空爆した実績がある。シャロン首相は「オシラクのように自衛のための先制攻撃をする」と早くも“宣戦布告”した。
【核燃料棒が入る前に攻撃か】
イスラエル内外の軍事アナリストは、イランの核疑惑施設への攻撃に悲観的だ。イランの核疑惑施設は、つかめているだけでも8カ所に点在する。英国の有力軍事分析機関は「どこをどうヒットすればよいのか、イスラエルは正確な情報を持っていない」と指摘する。
弾頭部分に劣化ウランを用いた「バンカーバスター」をすべての施設にぶち込むわけにはいかない、と考えるのが常識ではある。81年にイラク・オシラクの核疑惑施設を攻撃した際、イスラエルは国際社会の批判を浴びた。
IAEAも国連も、イランが核兵器開発をしている、という『確たる』情報はつかんでいない(イランが形跡を上手に消去している面もあるが)。
それでも自国の安全保障には、過剰な位敏感に反応するのがイスラエルという国だ。もし対イラン攻撃に踏み切るとすれば、ロシアから核燃料棒が入る前だとの見方が有力である。
(田中龍作)
http://www.janjan.jp/world/0410/0409309358/1.php
これは メッセージ 33 (minzokujiketsu さん)への返信です.
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