中村聡志
投稿者: notnchrist 投稿日時: 2008/02/11 13:12 投稿番号: [288 / 292]
イラン南東部を旅行中だった横浜国立大4年の中村聡志さんが昨年10月、武装した麻薬密輸組織に誘拐されてから、7日で4カ月になる。中村さん解放をめぐって犯行グループは収監中の仲間の釈放を要求し、仲間の誰を釈放するかや人数が焦点になっているとみられるが、誘拐事件の再発を防ぎたい治安当局内には、麻薬密輸組織に譲歩することへの反感が強いとの見方もある。交渉は行き詰まっている模様で、長期化が懸念される。
中村さんは10月7日にケルマン州の古都バム近郊で連れ去られた。犯行グループの麻薬密輸組織「シャフバフシュ」とともに、アフガニスタンとパキスタンにまたがる国境地帯を移動しているとみられる。ある治安当局者は「我々は犯行グループが場所を変えるのを注意深く見守っている」とし、安全な方法で解放するため、武力突入などは避けて慎重に対応していることを強調する。
昨年11月に家族へ直接電話で連絡を取って以後、中村さん本人の肉声は伝わってきていないが、在テヘラン日本大使館は定期的に中村さんの安全を確認しているという。突然の解放もありうると想定し、24時間態勢での警戒を続けている。
金銭が絡む交渉については関係者は一様に否定している。交渉が進展しない背景には、アフマディネジャド大統領のもとでイラン政府が麻薬対策を重視し、アフガニスタンから流れてくる麻薬の密輸取引に厳しい姿勢を取っていることがある。
治安当局が押収する麻薬の量は年間500トンにも上ると言われ、麻薬取引関連の死刑も増加。今年に入ってすでに、中村さんを誘拐したグループが活動範囲にするシスタン・バルチスタン州のザヘダンなどで、計5人に死刑が執行されたと国内メディアは伝えている。
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