イラク復興

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

>安定性を求めて

投稿者: asean_peace11 投稿日時: 2004/06/18 16:18 投稿番号: [343 / 1982]
ライターさん、
[指導者層の重要性]

僕は第三世界の国内情勢の安定化に最も欠かせないの要素の
一つが「経済情勢の安定化/国民の収入改善策の有為な実行」
だと考えています。
(政策の実現にはかなりな時間を要します)

簡単に言うと「金持ち喧嘩せず政策」を上手く実施出来ている
国程、その安定度は高い、ということです。

教育分野や民族共生分野等は、単年度の政策では実現の可能性がそれ程
高くなく且具体的な効果が”見えづらい”ことに加えて
何世代にも渡る長期的な政策実施を息長く実施する必要があり
その長期間の政策実施にも、具体的な財源確保が必要になります。

ただ第三世界の常として、国民の富の何%を何%の特権階級も含めた
裕福層が握っているか、という問題が付いて回りますが
実際は、独裁国家でない限りそう極端な富の配分の偏りは起こらないのも
事実です。
(実質的な金銭配分以上に就業機会の広がり等も考慮に入れる必要が
あるからです・・しかし、国内法に違反した違法行為は論外です)

こうした個別の政策よりは、第三世界の安定性を生み出す大きな要素は
その国の指導者(層)に頼る部分が大きいと僕は考えます。

ASEAN先進国を例にしてみますと
<シンガポール>
S・Rナザン大統領
ゴーチャクトン首相(リー・クァンユ前首相現上級相の後継者)
<マレーシア>
サイド・シラジュティン第12代国王
アブドゥラ・バタウィ首相(マハティール前首相の後継者)
<タイ王国>
プミポン・アドゥンヤンデート国王(ラーマ9世王)
タクシン・シナワット首相(新憲法下での初の民生首相、資産家、指導力の強さ)

特に注目すべき点は、この3ヶ国の「首相」が全て、
いわゆる調整型政治家から「実務家型政治家」への変化であることです。
シンガポール、マレーシアはカリスマ的な前首相の後継者であり、タイは
国王の元での実務家型首相だと言えます。

更にこの3人に共通していることは「公務員の汚職防止」、「経済事犯への
強力な対応」を軸に「チャンスの平等性」を上げていることです。
(対テロ抑止及び排除の方向性も共通しています)

こうした動きの中で住民が直接、接する機会の多い下級公務員による
「些細な汚職」は激減しており又違法薬物に関わる武装犯罪組織の摘発や
中央官僚や警察、軍関連のマネーロンダリング事犯等の摘発も強力に
行われるようになっています(全ての矛盾が改善している訳ではありませんが)

つまり
「その指導者(層)を中心に国民の大多数が一致団結出来る環境が
出来上がっている国」程、全体的に内政が安定していると考えられる訳です。

果たして、今後のイラクでこうした動きをイラク国民が作り出すことが出来るか
否か?が
現在の治安悪化を止める鍵にもなるでしょうし、今後の大きな国内紛争を防止する
要素にもなると考えます。

(良くも悪くもカリスマ的か強権的な指導者が存在する必要性の高い地域が
第三世界の特徴でもあると言えると思います・・・フセイン大統領の信任投票
における投票率100%で信任率100%なんぞと言う、日本や欧米では
天地がひっくり返っても起こり得ない珍事を、民意に問い掛けた新任投票と
言う欧米型スタイルのコピーを臆面も無く世界中に発表出来る
厚かましさが、こうした指導者にはある程度必要だとも思います・・笑)

問題は、国民の民度よりも『指導者(層)の民度の高さ』であって
それによる多くの国民から支持を得られる存在か否かと言うことだと思います。

国内での対話そのものが難しい状態で、イラクがイラク型民主主義を
本当に実現出来るのか?
この部分には、いかなアメリカでも実質的な関与は難しいのではないか、と
思いますが、現暫定政権が採用している手法は
新生国家の枠組みを一早く完成させ、速やかに国連承認を得る方向へ
全速力で走っていると僕には見えますし、実態は選挙管理政権ですから
不用意に政治的な国民統合目標は掲げないのではないか?と思っています。
[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)