高遠菜穂子さんのイラク月例報告
投稿者: take_the_rag_away 投稿日時: 2004/10/28 20:58 投稿番号: [906 / 1062]
TBSラジオ土曜日ニュースプラザのコーナー
「下村健一の眼のツケドコロ」で、9月より始まった
高遠菜穂子さんの月例報告。
10/23放送分は、アンマンへの国際電話。
タイトル「子供達の職業訓練開始!」
http://www.tbs.co.jp/radio/np/eye/eye.html
『イラク・ホープ・ダイアリー』に書かれていた内容に加え、
ファルージャ再建プロジェクトのことが語られています。
なぜ、ダイアリーに書かないのかな?
==========
―これは緊急対応ということでしたが、もともと今回の主目的は、ファルージャ再建プロジェクトの進行ですよね?
高遠:
はい。今年1月から私達が拘束されていた間までに全国から寄せられた寄付金(残高約800万円)で、ファルージャの空爆被害を受けた学校施設の再建をしていこう、というのがこのプロジェクトの主旨です。
―最近、またファルージャへの米軍の攻撃が激しくなっている様子が日本でも報道されていますが、高遠さんの現地の活動仲間は大丈夫ですか?
高遠:
このファルージャ再建プロジェクトのパートナー・グループに、現在14名のメンバーがいますが、新しく2人が入る予定でした。ところが先月、サマラで大きな掃討作戦があって、大勢の子供が亡くなったという報道が日本でもあったと思うのですが、そこにその2人は行って、米軍の狙撃に遭って死亡してしまいました。
彼らとしては、「死者何名、負傷者何名」だけでプツンと切れてしまうニュースを、イラク人が「どのように死んでいったのか」、「病院はどういうことになっているんだ」、「家族はどうしているんだ」とかいう事を、彼ら自身の手で記録しようとしていたんです。ところが、カメラを持っているという理由で、2人とも狙撃され、殺されました。
別の現場でも、また別の1人が、カメラを持って行ったら、米軍に撃たれたんですよ。その人は怪我はありませんでしたが、このように、報道したり記録したりする行為に、極端に圧力が掛かっているように感じられます。
外国人の報道陣がほとんど皆無の状態で、現地人の中にも、イラクの現状を見るに見かねてビデオやカメラを手にする人が結構いると思うんですよ。だけど、実際に持った人は、こうやって撃たれてしまう。
―それは、カメラが“武器”に見えるから、ではないですか?
高遠:
武器に見えたのか、撮られるのがイヤなのか、どっちにしても連続してそのような事が起きています。ちょっと、米兵側がかなり敏感というか、恐怖心があるみたいです。
―メンバーになるはずだった2人が亡くなったりして大変だと思いますが、プロジェクト自体の進捗状況はいかがですか?
高遠:
30万人いるファルージャの市民の半数は、疎開しています。しかも、包囲攻撃があるので、ラマディではプロジェクトが展開できません。そのため、比較的空爆が落ち着いてきた郊外の学校をまず選定して再建プロジェクトを進めよう、という話になっています。再建する学校は決めた、との報告はありましたので、今、その見積もりと写真が到着するのを待っているところです。早ければ、今月中には工事の着工が出来るのではないかと思っています。
彼らの前向きな気持ちがすごいな、と感動します。戦闘が激しくなっている時こそ、プロジェクトを続けて、そこに働き口を作ることで、若者が戦闘に流れて行かないようにしたいな、と私達は考えています。
==========
2人死んだというのに、この言葉、ちょっと信じられません。
戦闘が続くファルージャでの学校再建、なぜそんなに急ぐんでしょう。
最後に、こういうことを話すのは相変わらず。
==========
―イラク人の外国人に対する感情は、どんな状態ですか?
高遠:
この前、イラク人が集まっている場所に行った時に、日本の自衛隊の事でとにかく責め立てられました。「日本人だろうが、すべての外国人に対して疑う」という感じで言われました。あのガソリンスタンドで拘束された時(人質事件発生の瞬間、高遠さん達がイラク人たちに取り囲まれた時)のショックを思い出しちゃって…。
==========
11月2日〜の帰国報告会、スケジュールどおりにやるんでしょうか。
ジャミーラ事件・拘束事件の嵐の中、ホントに帰って来るのかな?
「下村健一の眼のツケドコロ」で、9月より始まった
高遠菜穂子さんの月例報告。
10/23放送分は、アンマンへの国際電話。
タイトル「子供達の職業訓練開始!」
http://www.tbs.co.jp/radio/np/eye/eye.html
『イラク・ホープ・ダイアリー』に書かれていた内容に加え、
ファルージャ再建プロジェクトのことが語られています。
なぜ、ダイアリーに書かないのかな?
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―これは緊急対応ということでしたが、もともと今回の主目的は、ファルージャ再建プロジェクトの進行ですよね?
高遠:
はい。今年1月から私達が拘束されていた間までに全国から寄せられた寄付金(残高約800万円)で、ファルージャの空爆被害を受けた学校施設の再建をしていこう、というのがこのプロジェクトの主旨です。
―最近、またファルージャへの米軍の攻撃が激しくなっている様子が日本でも報道されていますが、高遠さんの現地の活動仲間は大丈夫ですか?
高遠:
このファルージャ再建プロジェクトのパートナー・グループに、現在14名のメンバーがいますが、新しく2人が入る予定でした。ところが先月、サマラで大きな掃討作戦があって、大勢の子供が亡くなったという報道が日本でもあったと思うのですが、そこにその2人は行って、米軍の狙撃に遭って死亡してしまいました。
彼らとしては、「死者何名、負傷者何名」だけでプツンと切れてしまうニュースを、イラク人が「どのように死んでいったのか」、「病院はどういうことになっているんだ」、「家族はどうしているんだ」とかいう事を、彼ら自身の手で記録しようとしていたんです。ところが、カメラを持っているという理由で、2人とも狙撃され、殺されました。
別の現場でも、また別の1人が、カメラを持って行ったら、米軍に撃たれたんですよ。その人は怪我はありませんでしたが、このように、報道したり記録したりする行為に、極端に圧力が掛かっているように感じられます。
外国人の報道陣がほとんど皆無の状態で、現地人の中にも、イラクの現状を見るに見かねてビデオやカメラを手にする人が結構いると思うんですよ。だけど、実際に持った人は、こうやって撃たれてしまう。
―それは、カメラが“武器”に見えるから、ではないですか?
高遠:
武器に見えたのか、撮られるのがイヤなのか、どっちにしても連続してそのような事が起きています。ちょっと、米兵側がかなり敏感というか、恐怖心があるみたいです。
―メンバーになるはずだった2人が亡くなったりして大変だと思いますが、プロジェクト自体の進捗状況はいかがですか?
高遠:
30万人いるファルージャの市民の半数は、疎開しています。しかも、包囲攻撃があるので、ラマディではプロジェクトが展開できません。そのため、比較的空爆が落ち着いてきた郊外の学校をまず選定して再建プロジェクトを進めよう、という話になっています。再建する学校は決めた、との報告はありましたので、今、その見積もりと写真が到着するのを待っているところです。早ければ、今月中には工事の着工が出来るのではないかと思っています。
彼らの前向きな気持ちがすごいな、と感動します。戦闘が激しくなっている時こそ、プロジェクトを続けて、そこに働き口を作ることで、若者が戦闘に流れて行かないようにしたいな、と私達は考えています。
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2人死んだというのに、この言葉、ちょっと信じられません。
戦闘が続くファルージャでの学校再建、なぜそんなに急ぐんでしょう。
最後に、こういうことを話すのは相変わらず。
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―イラク人の外国人に対する感情は、どんな状態ですか?
高遠:
この前、イラク人が集まっている場所に行った時に、日本の自衛隊の事でとにかく責め立てられました。「日本人だろうが、すべての外国人に対して疑う」という感じで言われました。あのガソリンスタンドで拘束された時(人質事件発生の瞬間、高遠さん達がイラク人たちに取り囲まれた時)のショックを思い出しちゃって…。
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11月2日〜の帰国報告会、スケジュールどおりにやるんでしょうか。
ジャミーラ事件・拘束事件の嵐の中、ホントに帰って来るのかな?
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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