「常識」と「固定観念」>battamotherさん
投稿者: cartesien21 投稿日時: 2004/06/27 16:54 投稿番号: [623 / 1062]
あなたのいう「常識論」に疑問を持つべきだと言っているのですよ。それこそ「固定観念」だとね。
>自由という権利を主張するなら、当然そこにはしかるべき義務も生じる
これはよく言われることだけど、それほど自明のことじゃない。今回の場合、人質になった3人には渡航の自由はあるが、「当然予測される事故に対して十分な準備の元行動すべきである」などという義務はどこにも存在しない。もちろん、準備しないで行動すれば危険な結果となるが、その結果は自分たちの危険となるだけで、まさに自業自得、「自己責任」である。
たとえば、喫煙や暴飲暴食をすれば本人の健康に害悪が及ぶことは十分予見されるが、だからといって本人に「健康に注意すべき義務」があるわけではないし、そのことで非難されるいわれもない。
正確に言えば、権利を行使する際には、「他人の権利を侵害してはならない」義務はあっても(他害禁止原則)、「自らが危険を冒してはならない」という義務は存在しないのである。
>少なくとも、誰かの手を煩わせたり、迷惑をかけたら、誰だってまず謝罪するよね。
これもおかしい。迷惑をかけたことに本人の責任があるのなら「謝罪」すべきだが、そうでないなら謝罪するいわれはない。もちろん、結果として誰かの手を患わせたり、迷惑をかけたら、そのことに「感謝」すべきだろうが、「感謝」と「謝罪」は全く異なることだ。
今回の人質事件は何度も言うように故意による犯罪被害であり、犯罪被害について被害者の責任を論じるのは全くナンセンスの極みである。
あなたのいう「常識」によれば、殺された日本人外交官2人も、橋田さんも、他の人質となった人たちも、全員が「誰かの手を煩わせたり、迷惑をかけた」として謝罪しなければならなくなる。違いますか?
あと、曾野綾子氏の「莫大な身代金」発言だが、私はこの人は全く評価していないし信用もしていないが、この発言は特に無責任な放言だと思う。あなたの引用した彼女の発言を見ても具体的な根拠は全く示されず、たんなる憶測だけだ。
だいたい、政府が「莫大な身代金」を立て替えて支払う義務は全くないし(国内の誘拐事件においても)、もし立て替えるなら事前に家族にそのことを話して事後に立替金請求できるようにしているはずだ。しかも、政府自身は身代金について明確に否定している。
これは メッセージ 617 (battamother さん)への返信です.
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