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仏教の地獄観について

投稿者: welcome2thecivilization 投稿日時: 2004/12/11 03:57 投稿番号: [3714 / 5091]
始めに断っておくと、我々が知ることのできる「仏教」とは、もともとブッダが直弟子に口伝でバラバラに説いていたのを後に会議を開いてまとめ、さらにそれらをインドから中央アジア経由で中国に入って順次編纂されたもの(この辺の事情はキリスト教も同じ)ですから、現在の仏教がどの程度オリジナルの教えを反映しているのかは現代の我々には知る由もないことなので、ココでは一応その「仏教典(お経)」の教え=仏教、だとしておきましょう。

で、その『地獄』(ムチ)と『極楽』(アメ)ですが、結論から言うと

『地獄』についてはしっかり書いてあります。
しかし
『極楽』については書いてありません。

  我々のいうところの「極楽」は、どうやら仏教の「天界」と「仏界(浄土)」と「涅槃」(これらは全部別の概念です)が大衆向けにゴッチャにされて、さらに中国の伝承などがそこにミックスされたもの……のようですね。

  もともと仏教の基本は「六道(=地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)の輪廻」であって、「仏教とは何か!」を一言で言えば「輪廻からの解脱を目指す」ことです。
『天界』も『地獄』も、最終的には解脱すべき「転生」先の一つに過ぎない、つまり滞在期限があるのです(地獄だけはやたらに長いようで、例によって大袈裟な描写があります)。そしてそれらを巡り続ける輪廻から解放される=解脱するために、悪因縁を断ち四諦八正道を修めて「涅槃」に到達せよ、というわけです。
  我々が普段考える、西洋の単純な天国地獄観に影響されたものとは、ニュアンスがだいぶ異なるものなんですね。

  トピズレになるのであまり詳しくは書きませんが、興味深いのは、我々の住む世界は『十界』(六道の上に声聞・縁学・菩薩・仏界で合わせて10)という段階があり、それぞれの世界の中に、入れ子のようにやはり十界が存在する(これを「十界互具」と呼ぶ)と教えていることです。

  つまり同じ「人(間)界」に生まれても、「地獄」に住む人もいれば「畜生界」に住む人もいるらしいのです。なかなか深いですね。
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