イラク戦争

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「東西に揺れるウクライナ大統領選挙」NHK

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2004/11/27 01:31 投稿番号: [3048 / 5091]
  ウクライナ大統領選第一回の投票では、
  ユーシェンコ候補   :39.9%:親欧米
  ヤヌコービッチ候補:39.3%:親露

ロシアと国境を接し、重厚長大産業が集中する東部はヤヌコービッチ候補が優勢
今年EUに加盟したポーランドなどと国境を接する西部はユーシェンコ候補が優勢

  ユーシェンコ候補は、将来的にはEUやNATOへの加盟も視野に入れて、
民主化や経済改革を推進させ、ヨーロッパとの統合を目指しています。

  西部の古都リビウでは、ユーシェンコ候補が87%の得票。
リビウは第二次世界大戦直前、独ソの秘密協定で、
ポーランド領からソ連領に組み込まれました。
  リビウは、旧ハプスブルク王朝の建物も多く残っており、
街並みは、旧ソビエトというより、ヨーロッパの趣きです。
  市民の意識もヨーロッパとの繋がりが強く残っています。

  市内には、19世紀クリミア戦争時に、義勇軍を作り、ロシアと戦おうとした
ポーランドの国民的詩人ミツキェビチの銅像が建てられています。

  11月上旬、リビウ市内では至る所に、黒い喪章の付いた国旗が
掲げられていました。
  1930年代、スターリンの農業集団化によってウクライナ西部で
数百万人が死亡した大飢饉の犠牲者を追悼する為です。
  この地方で普段ロシア語を話す人はほとんどいません。
ソビエト時代はロシア語で授業が行われていましたが、
今は、家庭で普段使っているウクライナ語で授業が行われるようになりました。
ロシア語はあくまで外国語として教わっています。

  ある縫製工場は、英仏などの注文が相次ぎ、売上げは倍以上に増えました。
  EU拡大でポーランドなどの賃金が上昇したことから、EUからの服飾製品の
注文は、より賃金の安いウクライナ西部へと向かうようになったからです。
ポーランドと比べて賃金が四分の一以下のこの地方はEUと隣接する
新たな生産基地として注目されています。

 
  東部、ドニエプル・ペトロフスク州、地元産出の石炭・鉄鉱石で製鉄業。
ソビエトの鉄鋼の30%余を生産し、鉄の町と呼ばれてきました。
ブレジネフの出身地。
ソ連時代、この地方の重工業は国家から手厚い保護を受けてきました。
町には今でもレーニンやブレジネフの銅像が残されています。
博物館にはブレジネフの偉業を讃える展示が掲げられていました。

  この地方は、ウクライナというよりは、重厚長大産業を抱える旧ソビエトの
典型的な工業の町として発展してきました。
  この地方では、独立後も、ロシア系住民だけでなく、ウクライナ系住民も
ソビエト時代から慣れ親しんできたロシア語を普通に使っています。
授業をロシア語だけで行う学校も運営されています。

  鉄鋼業も息を吹き返し、原油高で好調な経済が続くロシアからの注文が相次ぎ
ロシアとの取引が会社の命運を左右するまでになっています。
世界的に鉄鋼の需要が逼迫していることもあって、この地方のロシアへの輸出も
去年と比べて倍近くに増えました。


  プーチン大統領は何度もウクライナを訪れ、ヤヌコービッチ候補を支援し、
欧米は選挙の不正を警戒し、国際基準に達していないと指摘。
ポーランド外相は欧州会議閣僚委員会議長として公正な選挙を期待と表明。
ブッシュ政権は選挙監視団長を派遣。

  決戦投票は週末に行われます。
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