イラク戦争

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原爆と正当性

投稿者: kataribeno98 投稿日時: 2004/04/19 18:30 投稿番号: [30 / 5091]
ベトナム戦争で、ベトナムを原爆で更地にしてしまえば終わる、と米国保守派が強がりをいったことについて、ポール・ケネディは「大国の興亡」の中で触れていますね。なぜ、ベトナムに原爆が落とせなかったのか、
国家にとっては正当性が大事で、国際世論の圧倒的な非難を浴びて権威を失う事はできない。

原爆を落としたら、米国を黙認・支持容認している世界までみな敵に回し、国際的な権威と認知をすべて失います。世界公認の「人類の敵」になります。

ベトナムやイラクだけでなく、いまだって米国はどこでも気に入らない国を
原爆で抹殺する力はあるでしょう。でもそれが出来ないのが大国の戦争です。

現代の大国は、それほどまでに戦争に周囲の認知、正当性、世論が大事なわけです。

この点から見ると、ファルージャ、ナジェフが重要なのはこれで「イラク戦争」の性格が変わったことです。
段階が変わったと言う事なのか、英米の戦争の建前でなく、その本質が露出してきただけなのか。

そもそも「フセインの大量破壊兵器」、次に   「フセインの圧制から民衆を救う」   が米英のイラク戦争の正当性でした。
攻撃する時期に反対はあったにせよ、理由自体にはそれなりの認知が与えられていたと思います。

そういう意味ではファルージャもナジェフも、2003年4月で「戦争」は終わりました。
「フセイン政府イラク   VS   米国の戦争」は、市が、昨年4月の段階で米国の勝利とフセイン政府の敗北終戦を受け入れたときにおわっています。

それ以来フセイン政権は存在せず、米国の戦争相手であった「大量破壊兵器を持っているかもしれないフセイン政府」
「民衆に圧制をひいた独裁フセイン政府」は存在しません。

いま米国はファルージャ包囲戦を
「フセインの残党」との対決とか「アルカイーダ幹部がファルージャで指揮している。」と言いがかりをつけて苦しい正当化をおこなっていますが、
つまりこれは、「フセイン政権との戦争である」「アルカイーダとの戦いである」という虚構を持ち出しているわけですが、これを正当と認める国際世論は少ないでしょう。

米国の戦っている「ファルージャ」も「ナジェフ」も国家でも政権でもありません。

米国占領軍が、言論の自由も表現も自由もない、正式な手続きなく逮捕し放題、イラク人自身にによる自由な選挙も民主化もないという、軍事独裁の反民主主義圧制を「民主化」の名の元で行っている事に反発している。

抵抗市民たちがいま誰かに暴虐な圧制をひいてるわけでもなく、大量破壊兵器を持っているわけでもなく、そこにサダム・フセインが潜伏して戦闘指揮してるわけでもない。

ファルージャについて言えば「ノー!サダム、ノー!US」の声を上げた昨年4月末、公式のイラク戦争とは別の、新しい戦争が始まったという事だと。
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