イラク戦争

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RE:部族社会の理解

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2004/05/15 01:12 投稿番号: [1105 / 5091]
>部族社会において、民主主義はお似合いだろうか?
>民主主義に似ていても、どこか違う必要があると思う。

  そうですね。
  とても良い意見ですね。
  原則的には賛成です。

  西欧近代民主主義を、そのまま、イラクに適応できるのかという根本的な疑問
  があります。
  では、他にどうすればよいかと言われても困るのですが、、、

  大切なのは、イラクのことは、イラク人が決めるということだと思います。

  アメリカが指名した統治評議会ではなく、
  イラク人が全て決めればよいと思います。


  ところで、現在のイラクを「部族社会」と規定できるかどうかということ自体が
疑問です。
  違うのではないかと思っています。

  現在のイラクは、
<近代的な要素>と<部族社会的な要素>
この両者の混在した社会だと思っています。

  一つの事例を紹介すれば、北部クルド人地域ではきちんと選挙が行われ、
自治を謳歌しているということです。

  イラクのクルド人は、かつては山岳部で伝統的な農業と牧畜が生業でした。
  しかし、現在のクルド人は人口の三分の二が四つの都市に集中して住んでいます。
  医師や技術者には外国で教育を受けた者も多いです。
  つまり、都市型知識人中間層が確固として存在します。
  それが、PUK(クルド愛国同盟)の支持基盤です。
  他方の、KDP(クルド民主党)は、部族に支持基盤を置いていますが。
  ちなみに、1970年代、イラク共産党が全盛時代の頃、イラク共産党員の
35%はクルド人でした。
  イラク共産党との共闘関係も長かったです。
  92年5月選挙が行われ、PUKとKDPが50議席ずつ、アッシリア・キリ
スト教徒が5議席を獲得しました。
  両派の議長が共同議長を務めています。
  各組織代表からなる執行評議会も発足。


  まあ、私もイラク社会をどう規定するかということを考えてはいますが、
きちんと規定することはできません。

・民族対立(アラブ民族とクルド民族)
・宗派対立(シーア派とスンニ派)
・階級対立(地主階級、小作階級、資本家階級、労働者階級、小ブルジョア階級
・少数民族、少数宗教


  イラクの人口は二千数百万人。
  その半数以上が都市部に住んでいます。
  都市部では、都市部中間層が存在しています。
  知識人層や、近代資本家階級、近代労働者階級、小ブルジョア階級が存在して
  います。

  農村部では、地主階級、小作人階級が存在しています。

  部族長とは、同時に地主階級であり、ある場合には、同時に、資本家階級でも
あります。
  下部部族民は、小作人階級であり、労働者階級です。


  サドル師については、その父親が元大アヤトラで、イラクのシーア派のナンバ
ーワンの地位でした。
  で、独裁者フセインに殺されました。兄弟も同様に殺されました。
従って、親の支持層がそのまま息子に継承されました。


>アフガニスタンは、子供や女性ばかりだが、
>成人男性を否定して作り上げた国家など、どのような意味があるのだろうか。
>国民のいない憲法では、憲法とはいえない。
>何のための民主主義の国づくりなのだろうか。

  「アフガニスタンが子供や女性ばかり」「成人男子を否定」とは、どういう
ことですか?
  全然事実とは違うと思うのですが。
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