歴史から学べない国
投稿者: Hagi234 投稿日時: 2004/05/22 16:27 投稿番号: [1751 / 2331]
多くの方が既に書かれていることですが、アメリカという国には選民思想があります。彼らの祖先は、信仰の自由を求めて今のアメリカ大陸に渡ってきました。そして「正しい宗教」は「正しい社会」を実現するという都合のいい論理を信じ、さらに「野蛮人」によって苦しめられている人々を解放することと信じ、自分たちの悪逆非道ぶりを肯定してきたわけです。
外国に対しても同じです。1898年に起きた米西戦争では、ハバナ湾で海軍の軍艦が沈没したことがスペイン人のサボタージュが原因と新聞が煽り(燃料の石炭の偶然の爆発が原因とする説が有力です
)、スペインと戦争。まんまとカリブ海
の覇権を奪い取り、キューバを植民地化しました。太平洋のフィリピンはその時のパリ条約で2000万ドルでスペインから購入し、これも植民地化しました。
中国には「過去に目をつぶると、未来から大砲が飛んでくる」という諺があるそうですが、どうやらアメリカにはそういう箴言を理解しえない体質のようです。他民族国家ゆえに国民が共通の過去を持っておらず、しばしば耳あたりのいい理想主義に酔い、それで突き進んでしまう。今回はイラクがその犠牲になりました。
幸い日本は賢い先人たちのおかげで植民地化されませんでしたが、ロシアの侵略を防ぐための自衛戦争的性格をもっていた日露戦争に勝ってしまってからは、逆に日本が帝国主義者になり、「国境線を守る」という口実で中国や朝鮮を蹂躙してしまいました。
今、私たち一人ひとりに求められているのは、歴史から学ぶという態度だと思っています。人はだれしも間違いを起こすものですが、間違いを防ぐことはでききます。「正義」とか「自由」とか、心地よい言葉に躍らされず、偏狭な宗教否定、異文化否定に奔るのは理性ある者のすべきことではありません。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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