イラクで日本人拘束

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>外からの眺め

投稿者: hoosier_egg_seller 投稿日時: 2004/04/19 14:06 投稿番号: [98704 / 280993]
私も在外の日本人です。
そして同様に5人とも無事に解放されてよかったと心のそこから思っています。
ただ、私は若干意見が異なります。

>国境にこだわる時代は終焉に近いと思います。

確かに世界はボーダーレスになってきているかもしれません。
けれども、そういう意識を持たずに海外に飛び出してくる日本人があまりにも多いという感想を常に抱いておりまして、今回の事件もそうした感が否めないのです。
また、今回の事件と資本主義云々を絡めての論調は適切ではないように思えます。

>きっと日本人としてのというよりも、複雑に絡まった地球状況を分かっているから、彼らなりの「責任」を背負って出発したのではないでしょうか。

私はそれとはまったく逆の考えです。
むしろ複雑に絡まった地球状況を分かってないから飛び出してしまったのではないでしょうか。
ユニセフなどの活動報告書を見ると涙が出てくることがあります。
同じ人間に生まれても、まったく違う状況にあれば受ける待遇もまったく違う。
何秒ごとかに命を落としている子供たちが地球上にはたくさんいます。
でも、そういう子供たち一人一人に何かをしてあげられほど、私のような一個人には余力がありません。
すべての人を自分ひとりの力で飢えや貧困から救うのは不可能に近いでしょう。
もちろん、何かをしようと思う気持ちは立派ですし、尊いと思います。
ただ、自分ひとりで出来る限界と言うのを知らねばならないと思うのです。
何もしないのではなく、「そこにそういう人たちがいる」という意識を抱きながらも、自分達の日常を精一杯生き、その中で、せめて自分達のできる程度のこと(たとえば募金など)をしている人もいらっしゃると思います。
大上段に構えて叫ぶことばかりがボランティアではないでしょう。
私が長年住んでいるところでも随分と前に災害が起こり、そこに「ボランティアをしたい」といってやってきた日本人数名がおりました。
現地の言葉も話せず、特殊な技術があるわけでもなく、結局、被災地に供給される食料を食べて「現地の視察及び被災者との交流」をされて帰っていかれましたよ。
その真ん中には私たちのように現地社会で生活している日本人がはさまれ、時間的にも肉体的にも拘束され、更には「日本に来たら面倒見てあげる」なんて不用意な発言を日本人ボランティアがしたために「ご招待された」と誤解した現地の人との間にはさまったりして苦労していました。
外からの視線というのは色々とあるかと思います。
イラクの現地社会に一般市民として溶け込んでいる日本の方がいらっしゃるかどうかは存じ上げません。
しかし、問題が起こっている土地にはその土地なりの自己治癒力というものもあったりするのですから、日本人的価値観に基づく正義感や使命感で闇雲に飛び込んでいくのはかなり危険を伴ううえ、他社にも迷惑をかけるという事実を考えるべきでしょう。
国境にこだわる時代は終わっても文化的差異は残っています。それは多くの国々で国内でも体験することができるでしょう。ムスリムにしてもそうですね。
そういった基礎的問題を一足飛びにして自分の価値観に基づく正義感や使命感でまったく違う文化の国に飛び込んでいくのは、やはり、はた迷惑な行為になりかねないと、海外で静かに暮らしながらも、何か日本でことがあると、日本人であるがために色々な視線を浴びることもある身だけに思ってしまいます。
「外国からの視点」もいろいろですね。
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