イラクで日本人拘束

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Nikkei Netより

投稿者: k_k_k_1jp 投稿日時: 2004/04/18 07:28 投稿番号: [88749 / 280993]
社説2   拘束事件の教訓を今一度(4/18)
  イラクで武装勢力に拘束されていたフリージャーナリストら日本人2人が17日解放され、現地の日本大使館に無事、保護された。先の日本人男女の解放に続き、これで拘束されていた日本人全員が解放されたことになる。

  本人たちはもちろん、家族、支援団体や政府関係者もほっとしているであろう。我々も2人の日本人解放を率直に喜びたい。そのうえで、一連の日本人拘束事件を改めて今後の日本人の海外での行動や政府の対応にとっての教訓としたいと思う。

  何より、これまでの拘束事件について克明に振り返り、検証しなければならない。他の国々の人々を対象とした同種の事件についてもできるだけ情報を収集する必要があろう。それが今回のような拘束事件を未然に防ぐ道でもある。

  今回解放された2人を拘束していた武装グループの実態ははっきりしていない。2人は武装グループから自衛隊の撤退を求めるメッセージを託されたというが、先に解放された3人を拘束していたグループと同程度の政治性を持っているのかも、いまひとつ確証が得られない。

  ひとつはっきりしているのは、共に目的を誘拐という卑劣な手段で実現しようとする犯罪行為であるということだ。このようなテロリストの行為を強く非難するとともに、日本政府が一貫して示した毅然(きぜん)とした姿勢を評価したい。こうした対応が結局は拘束されていた人たちの解放につながったのではなかろうか。

  日本人2人は、先の3人の日本人男女と同様、イラク・イスラム聖職者協会の手を経て解放された。おそらく同協会が解放にあたり、大きな影響力を持ったのであろう。日本政府としても、同協会関係者には深く謝意を表すべきであろう。

  これまで武装グループに拘束されていた日本人はボランティア活動や報道が目的でイラクに入国していた。この目的自体には何の問題もない。だが、イラクの状況は地域によっては極めて危険であり、当然活動には制約があり、行動には細心の注意が求められる。他の国々の民間人もなお多数、武装グループに拘束されている現実を忘れてはいけない。
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