イラクで日本人拘束

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草稿:イラク情勢(その1)

投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2004/04/18 04:08 投稿番号: [88204 / 280993]
  混迷するイラク情勢。
  私の頭の中も混迷しています。
  自分の考えを少しでもまとめるために、自分の考えを少しでも整理して
  みようと思って書いてみました。


<Ⅰ>北部:クルド人自治地域
<Ⅱ>中部:スンニ派地域
<Ⅲ>南部:シーア派地域
<Ⅳ>シーア派とスンニ派の共闘
<Ⅴ>その他
<Ⅵ>米軍


  <Ⅰ>北部クルド人地域

・北部クルド人自治地域は、今の所、相対的には安定していますね。
  91年の湾岸戦争以降もう何年も米軍と共同行動を積み重ねてきたという実績
  があります。
  また、彼ら自身、その本心はともかく、「クルド独立」という戦略は掲げて
  いません。その限りでは、周辺諸国との現在の情勢を考慮した現実的判断だと
  思います。
・クルド両派は長年にわたる抗争を停止し、連合している。
・キルクークを巡る攻防
  キルクークの支配権を巡っては、スンニ派・シーア派連合勢力と武装対峙して
  います。
  米軍の撤退ということになれば、両勢力の衝突は必至かもしれません。
・トルコの動向  
  また、クルド人勢力がキルクークを支配するのをトルコが容認するかどうかも
  疑問です。現在でもトルコ軍内部で意見対立があり、意思一致できていません


  <Ⅱ>中部スンニ派地域

・米軍に武装抵抗を続ける<急進派>、
  しかし、部族長層やスンニ派宗教指導者層は、<穏健派>だと思われます。
  また、現在までの所、<急進派>は<穏健派>とは、相対的に別個の行動を
  取りつつも、<穏健派>の意向を無視するとも思えません。
  <穏健派>は、米軍との全面戦争を決断するとは思えません。ベトナム戦争時
  のように、ソ連や中国の軍事的・経済的支援を期待できる強力な後ろ盾が存在
  するとは思えません。勿論イスラム諸国からの支援はあるでしょうが、そう強
  力なものになるとも思えません。
  そもそも米軍と全面戦争して軍事的に勝てるとは誰にも思えません。
  従って、できることは、小規模武力衝突以上のことではないと思われます。


  <Ⅲ>南部シーア派地域

・現大アヤトラ・シスターニ師は<穏健派>であり、多数派です。
  師の戦略は、「待ちの戦略」だと思われます。
  シーア派が国民の六割を占めるのだから、待っていれば、自ずと自らにヘゲモ
  ニーが取れるという計算だと思われます。
・老練で狡猾なアメリカの策謀
  アメリカがイラクにシーア派主導の国家をそう易々と創り出させる訳がありま
  せん。
  暫定憲法の中に正式憲法を決定する補則条項として「国民投票で、イラクの
  18の州のうち3つ以上の州で、有権者の3分の2以上が反対した場合、全国
  全体の過半数が賛成していても、その法律は発効しない」とする条項が付け加
  えられた。
  この条項は「少数派の意見も重視する国家体制」を実現するという名目で付加
  されたが、実のところ「クルド人が賛成しない正式憲法は発効しない」という
  ことを意味した。クルド人はドホーク、アルビル、スレイマニヤという北部3
  州に集中して住んでおり、この3つの州はクルド人口が3分の2以上を占めて
  いる。3州の人口は合計で約50万人だが、彼らが反対すれば、イラクの残り
  の2000万人以上が賛成しても、正式憲法は制定できなくなった
・大統領制について
  暫定憲法で定められた新生イラクの大統領は、何か意思決定しても、2人の副
  大統領が拒否権を発動すると無効にされてしまうという弱い立場のポストにな
  る。その代わりに権力を持ちそうなのが「首相」である。
  その最初の首相に『予定』されているのがチャラビだ。
  (田中宇氏のHP参照)
・<穏健派シスターニ師>と<急進派サドル師>
  ・<同一性>:上記のアメリカの統治政策に反対
  ・<区別性>:その反対の仕方が、<平和的に>か<反米武装闘争>か
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