イスラム法
投稿者: tsururinsubettaa 投稿日時: 2004/04/15 06:02 投稿番号: [58005 / 280993]
イスラム法 (シャリーア) では、刑罰は キサース (報復)、ハッド (法が厳正に定めた刑罰)、タージール (懲戒、矯正) の三つに大別されます。キサースは、イスラム以前に行われていた無制限の報復 (復讐) を、コーランをもとに同害報復に改めたものです。ある者が他者を故意かつ不当に殺害した場合、加害者を殺す権利が被害者の相続人に与えられます。傷害の場合は同程度の傷害を仕返す権利が与えられます。また、同害報復の代わりに、血の代償 (賠償金制度) も認められました。ハッドは法に絶対的であり、加減は許されません。姦通罪には石打ちの刑 (既婚者) か鞭打ち (未婚者)、飲酒罪には鞭打ち、窃盗罪には手足の交互切断 (初犯=右手、再犯=左足、3犯=左手、4犯=右足) などです。タージールは裁判官の裁量に任されており、文書偽造や偽証などが対象となります。19世紀に至り、イスラムの刑罰は西欧の影響により改革の必要性が主張され、1858年にはオスマントルコが刑法典を制定するなど近代化の兆しを見せました。しかし1970年代以降、シャリーアの実施をあらためて主張する動きが強まり、特にハッドの施行意義が強調される傾向にあります。(by I)
これは メッセージ 57942 (tsururinsubettaa さん)への返信です.
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