イラクで日本人拘束

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繰り返し/面白かったかつてのコラム(1)

投稿者: ponpoko99jp 投稿日時: 2004/04/14 20:17 投稿番号: [54437 / 280993]
ペルーの密林で殺された大学生のこと

大学生たちの「準備不足」を免罪する言い訳にはならないと思う。天声人語では犯人が軍人だったのだから「準備」など初めから無理だったとの指摘があったが、それは違う。治安の不安定な大部分の国では(あるいは結構安定した国でさえ)、警官や軍人が時として最も危険な人種であるということは常識だ。

「彼らはそこが危険な場所であり、時として官憲すら信用できない国であるということを知っていたのか。そこに国境監視所があり、川を航行するものはそこに立ち寄らなければならないということを知っていたのか。スペイン語で最低限のコミュニケーションがはかれる能力があったのか。そしてそれでもなおそこに行かねばならぬ強い動機があり、そこで起こり得るべき事態は生命の危険も含めて引き受けるだけの最終的な覚悟があったのか。

死人を責めることはたやすいが無益である。だから僕もあまり気分はよくない。しかし彼らはその軽率な行動で多くの人に迷惑をかけた(もちろん僕は例の「世間を騒がせた」とかいう意味不明の「罪」のことを言っているのではない。もっと事実的なことだ)。我が国の外交システムを無益に発動せしめた。それには僕たちの税金がかかっているのだ。それからペルーの国家組織にも打撃を与えた。殺す方が悪いのは自明だが、ペルー人の素朴な感情としては、おめでたい日本人がのこのこやってきて事件の発端になったのだ、迷惑はこっちだと思われても仕方ない部分もあるだろう。

もちろんリスクを恐れていては何も始まらないという言い方もできる。心身に深刻な実害の及ばない範囲で、怖い思い、悔しい思いをすることがいずれ役に立って行くこともあるだろう。しかし殺されてしまっては元も子もないし、自分が引き受けられるリスクの質と量を冷静に見極められてこそ、そのリスクを引き受けるかどうかという判断もできるのだ。そのような個人としてのリスク判断において、僕たちはは一般にまだ甘過ぎる。こうして決定的な事件がいくつか起こっているにもかかわらずだ。そのことを僕は憂慮する。いつかまた同じようなことが起こるだろう」
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