アラブのタクシー運転手
投稿者: davincicodeless888 投稿日時: 2004/10/29 13:56 投稿番号: [249748 / 280993]
人質事件との絡みで、よくタクシーの運転手が出てきますが、彼等は一般に先進国よりステータスも高く、多少の英語も操り、情報量も割合豊富なのです。
それは彼等の歴史的、文化的背景が原因です。つまり、
アラブ社会の基本は、宗教(セクト)、部族ごとに価値観を共有する社会だからです。アラブを国家に仕立てたのは、欧米でしたが、それは体裁だけで、個の論理より部族の論理が優先します。また、他の部族の攻撃を防ぐため、親子相続ではなく、兄弟相続で世代間ギャップを防いでいます。
アラブ社会は基本的に次の階層から成り立っています。地位の高い順から、
1.私兵、山賊として隊商、旅行者から略奪、通行料を徴発して、生計を立てる部族
2.隊商、駱駝飼いなど、定住をしない生活で生計を立てる部族。
3.定住して市場などで商いで生計を立てる部族。
4.最下層として、オアシスの近辺で、農耕で生活する部族。
この下に奴隷もいましたが、奴隷も真面目に勤め上げると、自由民として開放する雅量も持っていました。
近代になって西欧文明が流入する中で、彼等は同化に抵抗しましたが、その中で車の運転手だけは、1.の部族の出身者が占有しました。つまり駱駝から自動車に乗り換えたのです。彼等は定住者、商人、農民を軽蔑しているので、立派な転職だった訳です。
そういう彼等のプライドを尊重すれば、情報源として、予想以上に有効です。フセイン治下ではサウディアラビアなどに比べ、若干変質しているかも知れませんが、我々の感覚よりその時点の支配階級に近いと思います。
余計なコメントかも知れませんが。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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