マスコミについて(日本国内編)
投稿者: origaruhi 投稿日時: 2004/10/27 22:06 投稿番号: [244829 / 280993]
イラク人は今回のイラク戦争をどう受け止めたのでしょうか。
周辺諸国に流出した難民はほとんどゼロ、と言われています。
これは、何を意味するのでしょうか?
フセイン後の生活を待っていた、ということではないでしょうか。
自分と敵対する勢力は拷問を含む弾圧等の恐怖政治。こんな支配は誰も望んでいないし、
それを倒すためには、外部の力によってしかできない、と考えていたのではないでしょうか。
それをアメリカが倒してくれた。
これまで言論を統制されていて思うように意見が言えなかったために、各勢力からさまざまな意見が出て紛糾、これを、反米、と捉える向きもあるようですが、
アメリカに期待することが多いがゆえに、政策が遅々として進まず、自分たちの要求が満たされないことへの不満の表れなんではないでしょうか。
(会社の中でのことを少し考えてみてください。お局さんがいたために、仲が悪くても、
一致団結できた。でもお局がいなくなったとたん、派閥争いが激しくなる、ということに似ているかもしれません)
かつて、イラクでのイラク国民による国際人権デーの“反テロデモ”を“反米デモ”と
報じたマスコミがありました。
プラカードには英語で“ヤンキーゴーホーム”、アラビア語では“われわれの指導者を統治評議会に入れろ!”“職を返せ!給料を払え!”等々・・・
なるほど、英語だけの表現を見れば、“反米”かもしれないが、アラビア語を見れば、ちょっと趣旨が違うはず。
イラクの国民は、テロリストを非難しているのです。
ただ、これまでの歴史の経緯から、アメリカによる安定化が遅々としてすすまず、
ひょっとしたら、アメリカが撤退してしまうのではないか、そうしたら、このテロリストの連中が次の支配者になったとき、テロリストを非難した自分が弾圧を受けてしまう、
と思ってしまい、だんだんものを言わなくなってしまっているのが現状でしょう。
それがテロリストをのさばらせている原因のひとつでもあるのではないでしょうか。
安定した政権のもとで安心して暮らしていける。それがわかりさえすれば、堂々とテロリストを非難できる。
テロリストはイラクからおれなくなるでしょう。
イラクをとりまくアラブ各国はどうなのでしょうか。
イラクがもし万が一、民主化が成功し、発展したら、自国の体制に影響がくるのを恐れているのではないでしょうか。
王制を敷き、言論を統制し、反政府勢力とみなせば、逮捕。
こんな王制に不満をもつ人が増え、体制に批判的な人が増えてはますます困る。
これまでは、そんな反政府勢力は国外に放逐してきた。そんな連中がイラクの混乱に
乗じて、のさばっているうちは、安泰、と思っていることも事実でしょう。
そんな勝手な都合でテロリストを放置しているアラブ各国にも責任があるでしょう。
まったく、イラク国民にとっては、いい迷惑です。
また、これまでのイラクをめぐる国連の対イラク制裁を利権と引き換えに骨抜きにした、
ロシア、フランス、中国にも責任の一旦はあるでしょう。
イラク国民は何を求めているのか?
イラク問題は、大量破壊兵器の有る無しの問題ばかりが話題になっていたが、
イラク国民からの視点は、あったのだろうか?
そういった観点からのマスコミの報道はほとんどといって、無い、に等しいのではないのでしょうか。
マスコミははっきり言って勉強不足!
イラクではフセインが倒れてから、新聞がにぎわっているという。そんなところから情報を求めず(イラクには行けないから無理なんでしょう)、イラク以外のアラブ世界の言説から求めようとするマスコミ。イラク以外の国からの言説がどのようなものになるか、アラブ世界の事情を考えれば分かりそうなもの。
私はイラクについて、本をいろいろと読んでみたが、次の2冊が卓越しています。
「現代アラブの社会思想」講談社
「アラブ政治の今を読む」中央公論社 池内 恵著
今回は上記2冊より記載しました。
イラク問題について”自衛隊撤退!”とよく考えもせず条件反射的に言う前に最低、上記2冊を読んでから、意見を言ったほうがいいでしょう。
周辺諸国に流出した難民はほとんどゼロ、と言われています。
これは、何を意味するのでしょうか?
フセイン後の生活を待っていた、ということではないでしょうか。
自分と敵対する勢力は拷問を含む弾圧等の恐怖政治。こんな支配は誰も望んでいないし、
それを倒すためには、外部の力によってしかできない、と考えていたのではないでしょうか。
それをアメリカが倒してくれた。
これまで言論を統制されていて思うように意見が言えなかったために、各勢力からさまざまな意見が出て紛糾、これを、反米、と捉える向きもあるようですが、
アメリカに期待することが多いがゆえに、政策が遅々として進まず、自分たちの要求が満たされないことへの不満の表れなんではないでしょうか。
(会社の中でのことを少し考えてみてください。お局さんがいたために、仲が悪くても、
一致団結できた。でもお局がいなくなったとたん、派閥争いが激しくなる、ということに似ているかもしれません)
かつて、イラクでのイラク国民による国際人権デーの“反テロデモ”を“反米デモ”と
報じたマスコミがありました。
プラカードには英語で“ヤンキーゴーホーム”、アラビア語では“われわれの指導者を統治評議会に入れろ!”“職を返せ!給料を払え!”等々・・・
なるほど、英語だけの表現を見れば、“反米”かもしれないが、アラビア語を見れば、ちょっと趣旨が違うはず。
イラクの国民は、テロリストを非難しているのです。
ただ、これまでの歴史の経緯から、アメリカによる安定化が遅々としてすすまず、
ひょっとしたら、アメリカが撤退してしまうのではないか、そうしたら、このテロリストの連中が次の支配者になったとき、テロリストを非難した自分が弾圧を受けてしまう、
と思ってしまい、だんだんものを言わなくなってしまっているのが現状でしょう。
それがテロリストをのさばらせている原因のひとつでもあるのではないでしょうか。
安定した政権のもとで安心して暮らしていける。それがわかりさえすれば、堂々とテロリストを非難できる。
テロリストはイラクからおれなくなるでしょう。
イラクをとりまくアラブ各国はどうなのでしょうか。
イラクがもし万が一、民主化が成功し、発展したら、自国の体制に影響がくるのを恐れているのではないでしょうか。
王制を敷き、言論を統制し、反政府勢力とみなせば、逮捕。
こんな王制に不満をもつ人が増え、体制に批判的な人が増えてはますます困る。
これまでは、そんな反政府勢力は国外に放逐してきた。そんな連中がイラクの混乱に
乗じて、のさばっているうちは、安泰、と思っていることも事実でしょう。
そんな勝手な都合でテロリストを放置しているアラブ各国にも責任があるでしょう。
まったく、イラク国民にとっては、いい迷惑です。
また、これまでのイラクをめぐる国連の対イラク制裁を利権と引き換えに骨抜きにした、
ロシア、フランス、中国にも責任の一旦はあるでしょう。
イラク国民は何を求めているのか?
イラク問題は、大量破壊兵器の有る無しの問題ばかりが話題になっていたが、
イラク国民からの視点は、あったのだろうか?
そういった観点からのマスコミの報道はほとんどといって、無い、に等しいのではないのでしょうか。
マスコミははっきり言って勉強不足!
イラクではフセインが倒れてから、新聞がにぎわっているという。そんなところから情報を求めず(イラクには行けないから無理なんでしょう)、イラク以外のアラブ世界の言説から求めようとするマスコミ。イラク以外の国からの言説がどのようなものになるか、アラブ世界の事情を考えれば分かりそうなもの。
私はイラクについて、本をいろいろと読んでみたが、次の2冊が卓越しています。
「現代アラブの社会思想」講談社
「アラブ政治の今を読む」中央公論社 池内 恵著
今回は上記2冊より記載しました。
イラク問題について”自衛隊撤退!”とよく考えもせず条件反射的に言う前に最低、上記2冊を読んでから、意見を言ったほうがいいでしょう。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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