イラクで日本人拘束

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「制止聞き入れず」ヨルダンで映画監督

投稿者: kuchanpuu456 投稿日時: 2004/10/27 18:20 投稿番号: [243973 / 280993]
「またか」入国なぜ   日本人人質
「すみません日本に戻りたいです」
「制止聞き入れず」ヨルダンで映画監督


  「ぼくの首をはねると言っています」−。二十七日朝、衝撃的な映像が飛び込んできた。人質事件から半年。再三、退避勧告が出ているイラクで再び日本人男性が拘束された。旅行者か、ボランティアか、ジャーナリストか。そして何のために“戦地”へ。外務省や防衛庁は緊張に包まれ、情報収集に追われた。男性は、福岡県直方市出身の香田証生(しょうせい)さん(二四)と判明。実家周辺は報道陣や警備の直方署員で、騒然とした雰囲気に包まれた。

  「好奇心がいっぱいという様子だった」「戦場に行く自覚はなさそうだった」−。香田さんが宿泊したヨルダンの首都アンマン市内の「クリフ・ホテル」の男性マネジャー(三〇)は産経新聞の電話取材に、「『イラクは危険だから行くな』と何度も説得したが応じず、バスでイラクに入った」などと語った。

  イスラエルからアンマンに入った香田さんは十九日午後、同ホテルを訪れ、一泊だけ宿泊、マネジャーに「今日中にバグダッドに行けないか」と相談してきた。「もう時間も遅いから無理だ」と答えると、「タクシーなら行けるのでは」と重ねて質問してきたため、「危険だ」と諭した。

  「それなら、あす(二十日)の車を予約してほしい」と頼まれ、「どうしても行くというならバスがいい。ただし、イラクはとても危険だ」と念を押したのに、香田さんは「それでも行きたいんだ」と語ったという。

  一方、このホテルで香田さんに会った映画監督の四ノ宮浩さんによると、香田さんは日本人の女性旅行者とイラク行きについて話していた。四ノ宮さんも加わり「ジャーナリストですか」と尋ねると、旅行者と分かった。「緊張したり怖がっているというより好奇心がいっぱいという様子だった」

  四ノ宮さんが「今は素人が行ける状態じゃない。やめたほうがいい」と止めたが、聞き入れなかった。香田さんが「知り合いのイラク人の家に一週間滞在する。お金はあまり持っていない」と話したので、「せめてホテルに泊まれ」とアドバイスし、イラク国内のホテルを紹介した。

  翌日、気になってホテルに電話すると「日本人は来たが、外国人をターゲットにしたテロを警戒しているので、宿泊させなかった」と説明されたという。

  四ノ宮さんは「内心、自殺しに行くのかと思った。戦場に行く自覚はなさそうだった。こんなことになるならバスから引きずり降ろしてでも止めればよかった」。

  二十日の出発前にも、再び説得したが香田さんは応じず、マネジャーはバグダッド行きのバス停まで見送った。「バグダッドの後でサマワに行き、五日ほどで戻ってくる」と話していたという。その後、知人を介して香田さんがバグダッドに到着したという情報が入った。所持金はあまり多い様子ではなかったという。クリフ・ホテルは日本の観光ガイドにも出ている安宿で、日本人の旅行者が集まることでも知られる。マネジャーは、「香田さんはイラクのビザは持っていなかったのでは。陸路なら、ビザなしでも入国できるケースがある」と話した。

http://www.sankei.co.jp/news/evening/28nat001.htm
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