【taka-tou】
投稿者: wauee 投稿日時: 2004/09/08 00:00 投稿番号: [237149 / 280993]
蛇化頭(taka-tou)
その姿を見た者すべて石に変えると言われたゴルゴン族の三姉妹の末子、
メデューサ(Medusa)を知らない者はいまい。
ポセイドンとの密会にアテネの怒りを買い、美しい髪を蛇に変えられ、
あげくペルセウスに討ち取られてしまう女の悲劇である。
このギリシャ神話のルーツを半ば伝説と化したヒマラヤ地方少数民族【蛇化頭族】に求める説がある。
ここでは、現在も山脈北部を拠点とし、遊牧生活を続けるこの興味深い一族を以下に紹介しよう。
蛇化頭族の特徴としては、高原地の希薄な酸素を効率よく取り入れる為に発達した鼻腔、
リス科のそれと同じ役目を果たす頬袋の存在、確立した言語を持たず、
コミュニュケーションの殆どを身振り手振りで行う事などがまず挙げられるが、
やはり特筆すべきは、彼ら一族が「兎麻亜」(ウマー)と呼ばれる
ウサギの肉と麻とを飴状に練り上げた物を始終口に含んでいる事である。
この一見、人を小馬鹿にしているとしか思えない習慣にも実はそれなりの理由があるらしい。
前800時代。
原人ロブストゥスの流れを汲む蛇化頭族の身体能力は極めて高く、その気性の荒さも相まって、
激昂した際には、毛髪すら自在に操る程だった。
その幾千もの蛇が絡み合っているような忌まわしい様は、戦わずして他部族の戦意を喪失させる効果があり、
武器を手に取ることなく3つの国を制覇するに至ったと伝えられている。
が、それも一時の栄華だったらしい。
未発達な言語では民の信望を得るには至らず、前述の特殊な風貌、hystericな気性、
記憶能力の欠落なども影響したのだろう、支配者から一転、忌み嫌われ辺境の地へと追われる立場となった。
追っ手はこの際に、一般農民の姿に身をやつし逃げる蛇化頭と一般民族との判別として、
ささいな感情の揺れ動きに反応し、毛髪の蛇状と化する一族の特性に注目した。
文献によると、蛇化頭一族にも理解できる簡単な言語を組み合わせた一種の心理テストのようなものだったらしい。
この判別問答への対抗策は、精神の安定を保つ事であり、思考を不得手とする蛇化頭族の取れた策は、
この特殊な飴をまじないとして常用する事しかなかった。
その効果がどの程度あったのかは、この逃亡劇で一族の総数が100分の1に減少した点を挙げれば十分であろう。
さて、一族の現在である。
その傑出した身体能力は退化し、毛髪を操る能力も、もはや無い。
だが、追われた際の後ろめたさだけはDNAレベルで受け継いでいるらしく、他民族との重要な会合がある時でさえ、
落ち着かないのだろう、「兎麻亜」(ウマー)を含んだ口を節操なく動かす様が見られる。
なお、余談ではあるが、「怒髪天をつく」という故事はこの蛇化頭の怒れる様を由来としている。
民明書房刊「ギリシャ神話―そのルーツと欺瞞」より
その姿を見た者すべて石に変えると言われたゴルゴン族の三姉妹の末子、
メデューサ(Medusa)を知らない者はいまい。
ポセイドンとの密会にアテネの怒りを買い、美しい髪を蛇に変えられ、
あげくペルセウスに討ち取られてしまう女の悲劇である。
このギリシャ神話のルーツを半ば伝説と化したヒマラヤ地方少数民族【蛇化頭族】に求める説がある。
ここでは、現在も山脈北部を拠点とし、遊牧生活を続けるこの興味深い一族を以下に紹介しよう。
蛇化頭族の特徴としては、高原地の希薄な酸素を効率よく取り入れる為に発達した鼻腔、
リス科のそれと同じ役目を果たす頬袋の存在、確立した言語を持たず、
コミュニュケーションの殆どを身振り手振りで行う事などがまず挙げられるが、
やはり特筆すべきは、彼ら一族が「兎麻亜」(ウマー)と呼ばれる
ウサギの肉と麻とを飴状に練り上げた物を始終口に含んでいる事である。
この一見、人を小馬鹿にしているとしか思えない習慣にも実はそれなりの理由があるらしい。
前800時代。
原人ロブストゥスの流れを汲む蛇化頭族の身体能力は極めて高く、その気性の荒さも相まって、
激昂した際には、毛髪すら自在に操る程だった。
その幾千もの蛇が絡み合っているような忌まわしい様は、戦わずして他部族の戦意を喪失させる効果があり、
武器を手に取ることなく3つの国を制覇するに至ったと伝えられている。
が、それも一時の栄華だったらしい。
未発達な言語では民の信望を得るには至らず、前述の特殊な風貌、hystericな気性、
記憶能力の欠落なども影響したのだろう、支配者から一転、忌み嫌われ辺境の地へと追われる立場となった。
追っ手はこの際に、一般農民の姿に身をやつし逃げる蛇化頭と一般民族との判別として、
ささいな感情の揺れ動きに反応し、毛髪の蛇状と化する一族の特性に注目した。
文献によると、蛇化頭一族にも理解できる簡単な言語を組み合わせた一種の心理テストのようなものだったらしい。
この判別問答への対抗策は、精神の安定を保つ事であり、思考を不得手とする蛇化頭族の取れた策は、
この特殊な飴をまじないとして常用する事しかなかった。
その効果がどの程度あったのかは、この逃亡劇で一族の総数が100分の1に減少した点を挙げれば十分であろう。
さて、一族の現在である。
その傑出した身体能力は退化し、毛髪を操る能力も、もはや無い。
だが、追われた際の後ろめたさだけはDNAレベルで受け継いでいるらしく、他民族との重要な会合がある時でさえ、
落ち着かないのだろう、「兎麻亜」(ウマー)を含んだ口を節操なく動かす様が見られる。
なお、余談ではあるが、「怒髪天をつく」という故事はこの蛇化頭の怒れる様を由来としている。
民明書房刊「ギリシャ神話―そのルーツと欺瞞」より
これは メッセージ 237020 (kaien_h さん)への返信です.
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