イラクで日本人拘束

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【virtual】

投稿者: rizumuboysmaster 投稿日時: 2004/08/08 15:48 投稿番号: [228690 / 280993]
馬蛙地在(ばあちあ)
   
前3世紀末から500年間に渡り、中国を脅やかし続けた遊牧民族「匈奴」は有名だが、彼らがその巧みな戦術の生命線ともいえる優秀な騎馬をどこで補充し続けていたのかを知る者は少ない。

   
秦代、秦将蒙恬のために破られ、オルドスを捨て、戦力の建て直しを計り退却の途にあった匈奴は、蒙古高原北方に四方を小高い丘に囲まれた、野生馬の多く群れる小さな湖を僥倖にも発見した。  
だが、この地方の湖に生息する赤蛙(せきあ)と怖れられる毒蛙の発する瘴気の為、匈奴はうかつに近づず、水浴びする馬を遠目に見るばかり。   
策もなく二日が過ぎた早朝、立ち上がったのが一人の老兵、彼は突然己の腹を懐剣で切り開き、何かを叫びながら湖に向かって突進する。
「其処馬蛙地在。馬必須。我血以毒無為。」
(そこに馬と毒蛙の住む地がある。馬がどうしても必要なのだ。私の血を以って毒を無効にしてみせよう)
老兵の血で湖が赤く染まると同時に、辺りに漂っていた瘴気がはれ、匈奴はらくらくと野生馬を手に入れたと伝えられている。
以後、この地は「馬蛙地」と呼ばれ、匈奴専用の騎馬供給地となった。匈奴以外の者がこの地に入ると、どこからか赤蛙の瘴気が漂い、その進入を阻んだというから、老兵はよほどの能力を持つ呪術師だったのだろう。
故事によると、馬は全ての毒に耐性を持ち、その健なこと一晩で千里を駆けたらしい。

余談ではあるが、仮想を意味する英語【virtual】(バーチャル)の語源がこの「馬蛙地在」である事は広く一般に知られている。
合理的西洋人にとって、このような話はまさに「仮想の」ものだったのだろう。

             民明書房館「匈奴ーその騎馬戦術と生い立ち」
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