劣化Uと減損Uの違い
投稿者: brain_valley02 投稿日時: 2004/07/09 21:24 投稿番号: [213507 / 280993]
多くの方は,これらを同じ物と考えておられるようですが,わが国では明確に区別しています。
なんとこのトピで大活躍されておられるエンリコ・フェルミ研究所の研究員の方まで混同して使っておられますので,その違いを,簡単に説明しておきます。
1.劣化U
U−235の同位体存在比が天然のものよりも少ないウランをいう。天然ウランの同位体組成は,U−234が0.0057%,U−235が0.714%,U−238が99.3%である。このウランを軽水炉の燃料として使用するためには,U−235の割合をおよそ〜5%に高めたウラン,すなわち濃縮ウランを必要とする。この濃縮ウランを製造すると,U−235の割合が0.2%程度のウランが残る。このウランを劣化ウランという。
2.減損U
わが国の発電用原子炉では一般にウラン235の濃縮度が3%前後のウランを燃料として用いている。原子炉で使用済みとなった燃料は,再処理工場において溶解され,燃え残ったウランと生成されたプルトニウムが回収される。このときのウランの濃縮度はほぼ0.8%前後で初期濃縮度から低下しており,これを減損ウランと言う。
http://www.jca.apc.org/DUCJ/siryo/yakuo.html
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019567/a5a4a5ia5afa4gffckdcbfm94bab_1/213507.html