横>shippou_kohakuさん:使い捨て
投稿者: cardockjp 投稿日時: 2004/07/08 12:31 投稿番号: [212626 / 280993]
こんにちは。
名前が出たので一寸お話させて下さいね。
自動車に関して云えば、これを書き出したら幾らでも書けるんですが、
(この前迄、機関紙に連載していました)
一寸だけ端折って書きます。
元々自動車は贅沢品でした。
戦後、各国は戦後の復興の柱として、総合産業である
自動車生産を普及させるのを国策として推進しました。
そして大衆が所有出来る、価格、維持費の安い車を作らせました。
(これを国民車思想と云います。)
ドイツのVWビートル、
イタリアのFIATトッポリーノ、それに続くNUOVAチンクエチェント
フランスのシトロエン2CV
イギリスのモーリス・ミニその他、お馴染みの車はこの時に生まれています。
日本では、軽の三輪、四輪ですね。
安いとは云え高額商品ですから、耐久性が無いと売れません。
耐用年数は大体20年と設定されています。
(実際、今でも現役で走っています)
自動車が一般大衆に広く普及する様になってから、
当然メーカーは売れる車作りを目指します。
壊れなければ売れないのですから、新型車が出る度に
耐久性は謳われなくなりました。
80年代に、「要素解析法」が設計に取り入れられる様になってから、
設定耐用年数は「5年」になったと云われます。
日本では、更に「車格」と云う幻想が作られました。
計四輪より大衆車、大衆車より高級車と、
「車にはランクがある」と言う物です。
「軽四輪に乗って居るより、クラウンに乗って居る方が立派に見える」気がしませんか?
これが、世界一商売上手なトヨタが長年掛けて作った「車格」と云う幻想です。
欧州では、大企業の社長さんでも平気でミニに乗ってます。
「社長になったら、クラウンかベンツ」の日本と、どちらが知的だと思います?
(今流行のの「勝ち組」「負け組」に似ていますね。)
車は本来、使う人の用途に因ってのみ選択されるべき物です。
そして欧州車は、顧客の使用するであろう用途域を設計の出発点にしています。
日本車は価格設定が出発点です。
今の日本車は使い捨ての100円ライターと同じ発想で作られます。
それは同時に50円ライターが出現した時に消えざるを得ない事を意味します。
もっと云えば、人間の扱いでも日本は使い捨てになっていますね。
コスト最優先の影に、捨てて来てしまった物があったのです。
それは人、物を大切にする心です。
それが文化の原点だと私は思います。
「良い物は、大事に使えば幾らでも使える」
これが私の信念です。
これは メッセージ 212606 (shippou_kohaku さん)への返信です.
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