>もしレスいただけるなら
投稿者: brain_valley02 投稿日時: 2004/07/03 20:10 投稿番号: [210426 / 280993]
こんばんは。
>廃棄物処理としては難しくても、確かに、今の濃縮技術の中でも、高純度のU238を、ごく一部採取するのは簡単と思われます。
これって、利用できないでしょうか?
実用化されている濃縮技術としては天然U(イエローケーキ)を六フッ化Uに転換し,気体として質量差を利用したガス拡散法または遠心分離法で濃縮しています。
世界の主流はガス拡散方法ですが,日本の場合は遠心分離法を採用しています。
現状の天然U価格からフィード(供給)0.7%(235の比率)ですがテール(廃棄)は0.2〜0.3%とするのが最も経済的なのです。天然U価格が上がればテールを低くし,フィード量(天然U量)を抑制します。理屈上テールは幾らでも低くできますが,その場合時間とコストがかかりすぎ経済性が失われてしまいます。
したがって現行技術では困難だと思います。
>あるいは、そういう話し、もう、進んでいるのでしょうか?
新技術として原子法レーザー濃縮法は分離効率が飛躍的に高いので研究がなされていますが,実用化はまだまだで技術的な今後のブレークスルーを待つしかなさそうです。
>U238も放射性ですが、ずいぶん違います。
核分裂性ではないという点ですか?
一般には知られていませんがU238も高速中性子によりわずかですが核分裂をするのです。特に原子炉の場合などは高速核分裂因子:εとして原子炉の制御で重要なファクターとなっています。
>素人考えながら、ほぼ完全にU235を除いたウラン化合物、動燃とか原研が売り出せば、喜ばれると思うのですが。
純粋なU238を得ることにより,従来より経済性も考慮し相当程度のメリットが出るのであれば,商業ベースに乗ると思いますが,必要量もわずかそうですし残念ながら当面無理だと思います。
ところで動燃は「核燃料サイクル開発機構」(JNC)に変わっちゃいましたね。そして来年度には原研と統合される予定なり。(悲)
これは メッセージ 210251 (take_the_rag_away さん)への返信です.
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