イラク・クエストⅢ
投稿者: sayuki206 投稿日時: 2004/07/03 04:27 投稿番号: [210225 / 280993]
ようやくⅢのアップです。
今回は、戦いの場面がありません。戦いの場面をお待ちの皆様、ごめんなさい。
イラク・クエストⅢ
ナホコ達は、昨夜の戦いで破壊された部屋を三人で片付けながら、今後の事について話し合っていた。
「でさぁ、その【ファルージャ】って、どの辺りなの?」
ホウキを片手にナホコがコオリヤマに尋ねた。
「ん、俺にも解らん。」
ガラスの破片を拾い集めながら、コオリヤマはあっけらかんと答える。
と、突然、ホウキを持つナホコの手がワナワナと震え出す。
「『解らん』ってねぇ・・・あんた、賢者の修行してたんでしょ?なんで、大賢者の居所が解んないのよ?!」
ついにナホコの怒りが爆発した。
「だいたい昨夜も、あんた『パルプンテ』使ったでしょ?『シミンダンタイの群れ』ぐらいで済んだから良かったけど。へたしたら、あたし達、今ごろ海の底よ!!あの場面で、何が起こるか解んないでたらめな魔法を使う?普通!謝んなさいよ!バカ!!」
一気にまくし立てながら、ナホコはコオリヤマのお尻を蹴飛ばした。
蹴られた拍子にコオリヤマは持っていたガラスを投げ出し、もんどりうって床につんのめった。
「あ゛!!!」
コオリヤマは鼻血を出して床を転げ回っている。
それを見て、イマイが慌てて駆け寄り、コオリヤマに「ホイミ」を唱える。
鼻血が収まったのを確認して、イマイはコオリヤマを助け起こした。
「ああなると、ナホコさん止まりませんから、謝っちゃった方がいいですよ。」
「それもそうだな。」
二人のヒソヒソ話はナホコには聞こえていない。もしも、聞こえていたならば、ここは血の海と化していたに違いない。
「ごめん。俺が悪かった。」
コオリヤマは深々と頭を下げた。
「解りゃいいのよ。さぁ、さっさと片付けて、ファルージャへのルートを探すわよ。」
ナホコは上機嫌で部屋の片付けを再開した。
二人はホッと溜息を吐いて、再び散らばったガラスの破片を集めだした。
片付けが終わり、外でファルージャについての情報を収集した三人は、早速、大賢者クベイシに合うべく旅立って行った。
どれくらい歩いただろうか、日もとっぷりと暮れた頃、ようやく目的地のファルージャの村に到着した。
村に着いて三人は、異様な雰囲気に辺りを見回した。
民家に灯りが一つも無い事に気付いたイマイとコオリヤマは、一軒一軒ドアを叩いてみた。
どの家からも、返事が無い。
「なんか、変ですね。」
「ああ、変だ。」
何軒かドアをノックしたイマイとコオリヤマは、不審そうに呟いた。
そんな二人をよそに、ナホコは村の奥へと歩き出した。
「ナホコさん。ちゃんと調べてからじゃないと、何が居るか判りませんよ。」
「大丈夫よ。皆、寝てるだけかもしれないじゃない。それより、酒場か宿屋を探しましょ。」
イマイの制止をあっさり振り切り、ナホコはさらに奥へと歩き出した。
少し歩いた所でナホコは立ち止まり、素っ頓狂な声をあげて二人を呼んだ。
「ちょっと、来てぇ、二人共。」
ナホコの声に二人は慌てて駆け出した。
ナホコに追い付いたコオリヤマが、呆れたように彼女が指差した物の文字を読んだ。
「ドブ掃除から人質解放交渉まで、何でも承りますぅ?大賢者クベイシ・・・」
あまりの出来事に、三人は脱力して、しばらく動けなかった。
今回は、戦いの場面がありません。戦いの場面をお待ちの皆様、ごめんなさい。
イラク・クエストⅢ
ナホコ達は、昨夜の戦いで破壊された部屋を三人で片付けながら、今後の事について話し合っていた。
「でさぁ、その【ファルージャ】って、どの辺りなの?」
ホウキを片手にナホコがコオリヤマに尋ねた。
「ん、俺にも解らん。」
ガラスの破片を拾い集めながら、コオリヤマはあっけらかんと答える。
と、突然、ホウキを持つナホコの手がワナワナと震え出す。
「『解らん』ってねぇ・・・あんた、賢者の修行してたんでしょ?なんで、大賢者の居所が解んないのよ?!」
ついにナホコの怒りが爆発した。
「だいたい昨夜も、あんた『パルプンテ』使ったでしょ?『シミンダンタイの群れ』ぐらいで済んだから良かったけど。へたしたら、あたし達、今ごろ海の底よ!!あの場面で、何が起こるか解んないでたらめな魔法を使う?普通!謝んなさいよ!バカ!!」
一気にまくし立てながら、ナホコはコオリヤマのお尻を蹴飛ばした。
蹴られた拍子にコオリヤマは持っていたガラスを投げ出し、もんどりうって床につんのめった。
「あ゛!!!」
コオリヤマは鼻血を出して床を転げ回っている。
それを見て、イマイが慌てて駆け寄り、コオリヤマに「ホイミ」を唱える。
鼻血が収まったのを確認して、イマイはコオリヤマを助け起こした。
「ああなると、ナホコさん止まりませんから、謝っちゃった方がいいですよ。」
「それもそうだな。」
二人のヒソヒソ話はナホコには聞こえていない。もしも、聞こえていたならば、ここは血の海と化していたに違いない。
「ごめん。俺が悪かった。」
コオリヤマは深々と頭を下げた。
「解りゃいいのよ。さぁ、さっさと片付けて、ファルージャへのルートを探すわよ。」
ナホコは上機嫌で部屋の片付けを再開した。
二人はホッと溜息を吐いて、再び散らばったガラスの破片を集めだした。
片付けが終わり、外でファルージャについての情報を収集した三人は、早速、大賢者クベイシに合うべく旅立って行った。
どれくらい歩いただろうか、日もとっぷりと暮れた頃、ようやく目的地のファルージャの村に到着した。
村に着いて三人は、異様な雰囲気に辺りを見回した。
民家に灯りが一つも無い事に気付いたイマイとコオリヤマは、一軒一軒ドアを叩いてみた。
どの家からも、返事が無い。
「なんか、変ですね。」
「ああ、変だ。」
何軒かドアをノックしたイマイとコオリヤマは、不審そうに呟いた。
そんな二人をよそに、ナホコは村の奥へと歩き出した。
「ナホコさん。ちゃんと調べてからじゃないと、何が居るか判りませんよ。」
「大丈夫よ。皆、寝てるだけかもしれないじゃない。それより、酒場か宿屋を探しましょ。」
イマイの制止をあっさり振り切り、ナホコはさらに奥へと歩き出した。
少し歩いた所でナホコは立ち止まり、素っ頓狂な声をあげて二人を呼んだ。
「ちょっと、来てぇ、二人共。」
ナホコの声に二人は慌てて駆け出した。
ナホコに追い付いたコオリヤマが、呆れたように彼女が指差した物の文字を読んだ。
「ドブ掃除から人質解放交渉まで、何でも承りますぅ?大賢者クベイシ・・・」
あまりの出来事に、三人は脱力して、しばらく動けなかった。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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