イラクで日本人拘束

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イラク・クエストⅡ:その1

投稿者: sayuki206 投稿日時: 2004/06/29 05:43 投稿番号: [208674 / 280993]
なんだか好評でしたので、早速、続編を書きました。



ここは脳天気なお伽の国・イラク共和国。
しかし、ある日、凶悪な魔王【ブッチュ】が手下の魔物【アメリコ軍団】を引き連れて攻めて来た。

戦いは凄惨を極め、肉親を殺された恨みを晴らすために、自らを爆弾として散っていく者もあった。

そんな戦いに終止符を打つため、三人の勇者が立ち上がった。



       イラク・クエストⅡ:望郷編


ブソウセイリョクとの戦いに勝利したナホコ達は、近くの村に立ち寄り、バクダットへ向かう準備をしていた。
安宿の二階の部屋で、黙々と荷造りをしているナホコの側で、すでに荷造りを終えたイマイとコオリヤマが何やら深刻な会話をしていた。

「なあ、イマイ。それって本当なのか?」

『信じられない』といった表情でコオリヤマは尋ねた。

「ええ。組織の幹部達の話を総合すると、そういう事になると思うんです。」

いつにも増して鋭い目つきで、イマイは答えた。
ようやく荷造りを終えたナホコが、二人の会話に割って入った。

「どうしたの?怖い顔して?」

突然、後ろから声を掛けられ、ビクッとなりながらもイマイは冷静さを保ちつつ答えた。

「これは僕の推測ですが、ブッチュは禁断の究極破壊魔法【イー・イコール・エム・シー・ジジョウ】を使えるんじゃないかと。」

まるで、冷たい水を掛けられたように、ナホコの顔は強張った。

三人は知っていた。
究極破壊魔法イー・イコール・エム・シー・ジジョウの破壊力を。
彼等の育った国【ニポン】は、その魔法で壊滅的打撃を受けた過去があった。

黙って虚空を見つめるナホコを他所に、イマイは話しを続けた。

「究極破壊魔法イー・イコール・エム・シー・ジジョウを使える者は、体から常に【レッカウラン】という有害物質が出るようになるんだけど、ブッチュが通った後にも、僅かだけど見つかったらしいんだ。」

自分の知識をひけらかして自慢げに話すイマイに、コオリヤマが横槍を入れた。

「【ファルージャ】に住むと言われる大賢者【クベイシ】なら、その魔法に対抗できる方法を知っているかもしれないな。」

コオリヤマの言葉に、ナホコの顔はパッと明るくなった。

「さすが中年。世の中の事は詳しいわね。」

「俺が中年だったのがそんなに嫌か?俺だって、好きで中年になった訳じゃないやい!」

ナホコの「中年」と言う言葉にコオリヤマは拗ねて、ベッドに横になってしまった。
そんなコオリヤマの行動が、今までの重苦しい雰囲気が和らげ、ナホコとイマイは顔を見合わせて笑った。

「平和」・・・そんな言葉がナホコの頭をよぎった。いつからだろう・・・この言葉を聞かなくなったのは・・・元々イラクは、資源に恵まれ豊かで平和な国だった。
ナホコが敬愛するイラク国王【サダム】がブッチュの手に落ち、そこから暗黒の戦いが始まったのだ。
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