イラクで日本人拘束

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拘束された豪州女性の手紙No.5

投稿者: amadeusdus 投稿日時: 2004/06/29 01:12 投稿番号: [208554 / 280993]
「オーストラリア人というのは、イラクのことをどう思っているのかね?   イ
ラクと戦争したいと思っているのかね?」

私を見据えて彼はこう言った「イラクの人を傷つけたいのかね?」

この質問には、ほんとうにいたたまれない気持だった。戦争に反対する私の国
の友人たちのことを考えると、涙を懸命に飲み込まなければならなかった。私
はオーストラリア人は、イラクの人を傷つけたいなんて思ってもいないと説明
した。大多数は戦争に反対で、去年のデモでは何十万人もが、街頭に繰り出し
たことも。

「ではなぜ、政府は戦争に踏み出したのかね?   みんなが賛成しないのに」

また振り出しに戻ってしまった――自分がいわゆる民主主義国からやってきて
いて、しかもその国が明らかに民主主義国のいい例ではないことに、私は肩を
すくめ、自分が愚かなような気持になった。

泣きたかった。わめきたかった。戦争に反対して行進し行動したすべてのオー
ストラリアの男や女や子供の切望を、彼に伝えたかった。みんなの平和への願
いを感じてほしかった。

これを信じてくれることを、切に願った。できうるかぎり、私は話した。

彼は、座りなおしてしばらく考えていた。静寂のなかに座って、私は苦悶して
いた。

その静寂は、戸外の銃声と爆発音で破られた。外の、ファルージャの通りで
は、女や子供の死体が地面に横たわっているのだ。外では、救急車は撃たれる
ことなく走行もできないのだ。外では、狙撃兵の弾丸に頭を撃ち抜かれる危険
を覚悟せずには、誰も歩けないのだ。

私は部屋の中に拘束され、銃を持った男が出口をふさいでいる。しかし、その
時、私は、捕虜は自分ではないことに気づいた。捕虜は彼のほうだ。彼の妻や
子供やその隣人たちや …

私は、恥じて頭をたれていた。もはや、涙を我慢しようもなく、流れるままに
任せた。イラクとオーストラリアのための涙を。

あなたの巡礼者より

ドナ

追伸:このところ、ホームレスになったファルージャの住民のために赤新月社
が作った難民キャンプに行ってます。数百家族がテント暮らしをしています。
話は悲痛なものばかりです。おもちゃやゲームを配り、子供の遊び時間の相手
などをしています。キャンプの話と写真は、間もなくね。
http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/346
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