“非民主的”アラブ諸国の危惧
投稿者: sesa_mikar 投稿日時: 2004/06/14 21:24 投稿番号: [201546 / 280993]
sironeko_kuroneko_ti_kuさん、こんばんは。
>大中東構想の危険な点は
>ロシア、フランス、中国がどう出るか、だと思います
アラブ世界に権益を持つ大国はもちろんですが、アラブ世界の他の国が
アメリカ仕立ての「民主主義国家イラク」に危惧を持っていることを、
忘れてはならないと思います。
凡そ、民主主義とは縁遠い手段で国を統治してきたアラブ諸国の支配者
は、自国の政治体制に不満を持つ大衆がイラクの政治体制を目標として
政府に要求を突きつけることを恐れています。
何しろ、彼ら自身には“民主主義に基づいた政治的基盤”なんてものは
ないのですから。
今までは「イスラエル敵視」である程度、国民をコントロールできては
いたのですが、アルジャジーラが信頼を得たようにアラブ世界にも情報
化の波が押し寄せていますから早晩、国民が自らの政治的意思を明らか
にして行動するようになるかも知れません。
もともと豊かであったイラクに中産階級が出現することは、遠い未来の
話ではないでしょう。
他(のアラブ諸国政府)からの妨害がなければ、の話ですが。
しかしこの作業をイラクの国民自身ではなく、アメリカが終始主導して
実現しようとすると、イラクの国民の反米的な民族主義敵感情はずっと
燻り続けるでしょう。
何ていってもメソポタミア文明の地ですし、イスラーム帝国アッバース
朝の栄えた場所ですから。
これは メッセージ 201458 (sironeko_kuroneko_ti_ku さん)への返信です.
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