イラクで日本人拘束

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フィクション安○、渡○両氏の正体

投稿者: Gar_san 投稿日時: 2004/06/10 12:39 投稿番号: [198535 / 280993]
ご注意:
長くてつまんないよ!

4月1×日   イラク・バグダッド   某ホテルにて

「君は日本人か?」
呼びかけられた青年が顔をあげると、無精髭を蓄えた男が立っていた。
首にはだらしなくタオルのようなものを掛けており、いかにも危なそうな臭いがある。

「ええ。では・・・あなたも?」
青年はロビーの安っぽい椅子から立ち上がり、型どおりの軽い会釈をしながら答える。
「安井と言います。2月末からこちらへ・・・」

無精髭タオル男は眼鏡の奥の眼を少し細めながらニヤリと笑う。
「俺は渡会(わたらい)という者だが・・・。ひょっとして、ご同業かな?」

青年は一瞬緊張し、やがて少しホッとしたように
「あなたが・・・。失礼しました」

「外で話そうか?   お互い情報交換といこう」
無精髭は青年の返事も待たず背を向けると出入り口へと歩き始めた。


「で、どうなんです?」並んで歩きながら安井が訊ねる。

「14日に出発だ。その後の行動予定はこれだ」渡会がポケットから折りたたまれた汚い紙を手渡す。

しばらく読んでいた安井は紙を返しながら問う。
「我々が拘束されるんですか?   身代わりですか?」

「ま、表向きはそういうことになるな。」渡会は安井のほうを見ない。

「しかし、そんな回りくどいことをしなくとも・・・政府のお偉いさんも到着しておりますし」

「あちらにして見ればいちおう保険が欲しいだろう。いくら後で払うといっても・・・な」

渡会は安井に向き直り言葉を続ける
「かと言って危険がないわけではない。裏を知っているのはあちらでも上層部の者だけだ。
血気に流行った若いやつらは本当に殺るかも知れん」

安井は少し困った顔でなおも続ける。
「それに、有名になり過ぎると今後の活動に支障が出るのではありませんか?」

渡会はふと歩みを止め、不敵な笑みを浮かべながら自分の顔を親指で指した。
「俺は既にこの世界では有名人なんだがな」

「そうでありました。渡会勅佐殿」
直立し右手を上げそうになるのを慌て堪えながら安井が答える。

「よせよ、安井勅尉。・・・まあ君が本当に言わんとすることは分かる」

「は?」

「心底、親にだけは心配かけたくないもんだ。おかげで親不孝者をも演じなければならん・・・   しかし、お国のためだ。」

しばしの沈黙の後、安井がポツリと漏らす
「狂言という説も聞き及びますが・・・」

「それは言ってはならん。その真相は我々の知るところではない」

「は・・・」恐縮する安井。

「よろしい。本当に大変なのは帰国してから後も馬鹿を演じ続けなければならんことだが・・・
これも、その3人の援護活動の一環なのでな。よろしく頼むぞ、安(やっ)さん。」

「はい、渡会勅佐・・・いや・・・渡会さん」

「いや・・・ワッタンでいい」


このお話は全てフィクションであり、実在の人物とは関係ありません。

濃〜〜〜*フィクション
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