イラクで日本人拘束

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sironeko_kuroneko_ti_kuさんへ

投稿者: gravitation_and_cosmology 投稿日時: 2004/05/29 21:00 投稿番号: [190680 / 280993]
>インドとパキスタンの核は、いまのところ黙認されていますね

この問題は複雑なのでただ単に黙認などという単純なものではありません。現在の米国は特に9.11後は核拡散の流れに異常に敏感です。“反米国”が野心をむき出しにした場合は軍事行動は決して選択肢から除かれることはないでしょう。

中国とインドは領土問題をめぐり、20世紀初めから対立していました。インドとパキスタンは 50年以上前に、 イギリス領インドから分離独立して以来、最大のライバルでした。インドが核兵器開発に着手したのは、 1960年代半ば、中国が核実験に成功したことがきっかけでした。1974年5月、インドは初の核実験(プルトニウム型)を ラジャスタンの砂漠で行いました。2年後、パキスタンは ウラン濃縮による核兵器製造計画をスタートしました。

印パ両国は、短距離と中距離ミサイルの開発、発射実験も行ってきました。1998年4月、パキスタンは中距離核ミサイル、 ガウリの発射実験に成功しました。その影に北朝鮮がいたことも最近明確に世界に知られています。この発射実験は、その翌月のインドの核実験の 直接の原因になったと考えられています。
5月11日、 インドはラジャスタン州ポカランで3回の地下核実験を行ったと 発表しました。2日後、再び2回の核実験を行ったと発表しました。

インドの核実験を、国際社会はさまざまに非難し、 パキスタンには核実験を行わないよう、迫りました。しかし、5月28日、パキスタンは、南東部のバルチスタンで 5回の核実験を行ったと発表しました。この実験は世界中から非難されました。 米国は経済的、軍事的制裁を決定しました。しかし、米国の強い圧力にもかかわらず、両国ともこれまでは 核拡散防止条約、包括的核実験禁止条約に署名していません。

米国は直接の脅威でなければ軍事行動にはいたりません。またクリントン政権と9.11後のブッシュ政権とは違います。現在の米は印パともに協力関係です。インドとは特に経済的に、パキスタンとは軍事同盟を結ぶ勢いです。その中で印パの関係も改善の方向に向かっています。軍事行動は米の国益になりませんし、対テロ戦争での協力関係を築いています。一方核拡散には圧力をかけています。

パキスタンは、冷戦時代には米国の重要な同盟国と見なされていましたが(SEATO)、 冷戦終結後は米国と問題を含んだ関係が続いていました。米国にとってインドは対中の意味で重要でしたが、親ソのインドとの関係はよくありませんでした。しかし、冷戦後はインドは新米化しました。9.11後はパキスタンも再び親米化しました。経済制裁も解除されました。印パは現在、核拡散でも米に協力しています。従ってこれらの国々に軍事的に制裁を加える必要性はありません。これはブッシュドクトリンの影響でしょう。

重要なのは反米な国または組織が核を保有するかどうかなのです。従ってテロ組織またはその支援組織には先制攻撃も辞さないのです。

>中国は、金体制に対しかなりの不満が鬱積していると思います
 
おっしゃるとおりですね。先の会談でも色々話し合われたみたいです。もし興味がありましたら、その内容もご紹介したいと思います。

>中国は日本に追いつけないと考えています

これも同意します。中国の内政状況をみると、かなりひどいです。この詳細もそのうち書きたいと思います。

>南紗諸島については、中国は「絶対に」引き下がらないと考えています

そうですね。ただ軍事行動はしないと思います。周辺国と協調して利権を得るでしょう。方法論が以前とは変化するでしょう。

>中国はエネルギー政策中心に動くと思います

そうですね。エネルギーは最も重要な外交のひとつですね。

それではまた。
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