事実認識として
投稿者: elefantgongon 投稿日時: 2004/04/11 00:31 投稿番号: [18277 / 280993]
今のイラク(クルド人地域などを除く)が非武装の外国人市民にとって危険であることは論をまたないのですが、戦争後ずっとそのような状態だった訳ではありません。昨年6月に私の友人も問題なくイラクを旅行してまわりましたし、今回、3人のためのタクシーをチャーターしたアンマンクリフホテルに、私も昨年12月電話で問い合わせをしましたが、問題なく旅行者を含む多くの外国人がこのルートでバグダッドに向かっているとの返事でした。今回はホテルスタッフは3人に状態が危険であることを忠告したそうです。その意味では3人の判断ミスということは言えるのだと思います。
しかし、誘拐された3人のうち高遠菜穂子さんについては、自衛隊派遣以前からイラクで活動をしていたわけで、NHK記者に、自衛隊が来て以降イラクの人たちの見る目が変わって活動がやりにくくなったと漏らしていたそうです。日本がアメリカの子分と見なされることでイラクの人たちの日本観が変わったという認識にはNHK記者も同意していました。
もしこの認識に立てば、自衛隊が高遠さんに迷惑をかけたということにならないでしょうか?
ただ、本当に迷惑をかけたのは、自衛隊ではなく米軍のこの一週間のファルージャ攻撃でしょう。モスクへの直接の空爆などはイスラム教徒にとって言語道断の行為ですし、市内で450人にものぼるイラク人が死亡したという、市内病院勤務の医師の証言もあります。アルジャジーラTVのサイトには亡くなった幼児の写真が多数掲載されています。
アンマン−バグダッド間のルートにあるこの都市での米軍の攻撃こそが、誘拐を誘発した原因として真っ先に疑われるべきだと思います。米軍がイラク戦争で初めて市民をここまで巻き込む形で作戦を行い、多くのイラク人が死んでいることを無視しておいて、日本人が誘拐されたら人命がどうの、テロがどうのと議論するのは、どんな立場に立つにしろあまりにも身勝手ではないでしょうか。
これは メッセージ 17986 (loveeririn さん)への返信です.
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