「自己責任とは、責任転嫁と見つけたり」
投稿者: mantamiruzo 投稿日時: 2004/04/27 14:29 投稿番号: [140363 / 280993]
“このように「自己責任」という言葉は、多くは「自分のことは自分で始末をつける」というふうに国民に思わせておきながら、実は行政の側が国民の自己負担をふやし、結果として弱者へのしわよせが進むことなのではないのか、というのが拙著の執筆動機であった。
丸山真男が天皇制国家の「無責任の体系」を批判した論考で述べながら、その後あまり注目されてきたとは言えない「抑圧委譲の原理」に焦点をあてたのは、弱者へのしわ寄せが起こる原因を指摘する必要があったからである。
個人の倫理が内面化されず、常に上級者の顔色をうかがい、自分の行為を正当化するために上からの正当化を求める。常に上からの圧迫を感じているから、下へ威張り散らすことで発散しようとする。上からの圧迫は、こうして常に下へ下へと送られ、最も弱い存在が被害を被ることになる、というのが「抑圧委譲の原理」である。
明治以来の官僚制機構のなかで、こうして声低き者が犠牲にされてきたのではないだろうか、というのが私の基本的な立場であった。”
抜粋です。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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