イラクで日本人拘束

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自己責任は後から出た話

投稿者: kyusen9000 投稿日時: 2004/04/25 04:29 投稿番号: [132278 / 280993]
「自己責任」は売り言葉に買い言葉なのだと感じた。

今回の件は、当初に家族があのような言動をしていなければここまでの騒ぎにはなっていないと思う。それがなければ、多分、彼らに敬意を払う人たちももっと多かっただろう。

家族たちの言動はまともではなかった。

身内が今にも殺されてしまうかもしれない状況に取り乱してしまう心情はよくわかる。
確かに3人の行動は勇気あるものであったかもしれないが、少なからず迷惑を掛けたことも事実であり、まずは何をおいても「詫びる」という謙虚な姿勢を示すのが礼儀であり、そのうえで救出を懇願したなら、関係者は快く救出に全力を尽しただろうし、国民も大半は彼らを心配したことだろう。しかし、家族達は「詫びる」以前に、政府を批判し、ここぞとばかりに自衛隊撤退論を声高に主張した。こうした姿に私はとても違和感を感じずにいられなかった。
政治思想は個々人であるだろう。だが、藁にもすがる心境であったなら、敵だの味方だの思想がどうのだのといっている場合ではなかろう。しかし、家族らは、詫びるどころか、「そもそもお前等がやったことのせいで、息子、娘がこのような目にあったのだ。どうしてくれるのだ!」と言った。

こう言われれば、売り言葉に買い言葉。「そもそも、あんたたちの息子、娘だって勧告を無視してるからいけないんじゃないのか?そこには責任がないのか?」と言いたくもなるのだ。
開口一番、「このたびは、息子、娘が政府や国民の皆様にご迷惑をお掛けし、大変申し訳ありませんでした。」とでも言っておけば、「まあまあ、そうおっしゃらずに・・・。彼らは立派な行いをしたんですから、誇りに思ってください。後は我々が全力で救出します。」となるし、世論だってそんなものだろう。これこそ、人の心ってものではないだろうか。

繰り返すが、彼らの「責任」についてここまで議論が発展した原因は、ひとかけらの責任をも認めようとしなかった家族の対応がすべてなのだ。家族の第一声で世論が大きく傾いてしまったといっても過言ではない。そして、こういうことは後で言っても手遅れなのだ。むしろ、「本心ではない」などと変な勘ぐられ方をするのが関の山。

一方、もし、まず自衛隊云々ありきといった政治色の強い発言をするのなら、「もとより、息子、娘は死んだものと思って送り出している。政府に救援など求めない。」とでも言う「潔さ」を示せば、批判もあろうが、それはそれで「あっぱれ」であり、発言の陰で親としても「断腸の思い」でも吐露すれば、涙を誘う事件にすらなったかもしれない。

いずれにしても、家族は対応を大きく間違ったのだ。

このことを無視して、溺れたこども云々を例に3人の行動自体の責任論を展開しても世論は変わらないだろう。

私は、むしろ、起こしてしまった事件も重要だが、その後の対応も更に重要なのだということを、今回の事件を通じて、改めて思い知らされた気がした。「礼儀がなければ共感は得られない。」という典型であったと思う。

PS.自衛隊派遣についての是非は議論の分かれるところであり、依然反対派も多い。
自衛隊派遣がなければ今回の事件は起きなかったというのも事実だとは思うが、彼らは自衛隊がイラクに入っていることを知りながら入国したのだ。今回の事件とは別けて議論すべきだろう。
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