横を向いた世論が縦に向くには
投稿者: kenrobdrive 投稿日時: 2004/04/23 16:33 投稿番号: [126289 / 280993]
産経抄をバカよばわりしても世論が縦に向くわけではない。産経抄をどう批判しようと横を向いた世論は厳然とそこにある。横に向かせた要因が「言葉の順番」や「国家への礼節を失した事」ではないことは説明するまでもなかろう。北朝鮮による拉致問題で示されたように国民が「家族の必死の気持ち」を分らない筈がない。犯罪者の要求を呑んで、自衛隊の撤退を叫ぶのも理解しよう。外務省の数度にわたる入国自制勧告を無視したことにも目をつぶろう。だが「本人がまたイラクに行きたいといえば、それは本人の意思ですから」という家族達の本事件に対する認識の軽さ、が世論を横に向かせる発端となった。次に行ってまた拘束されたらまた政府が救出するのは当たり前といいたげな、国民的な騒ぎを起した責任感というものがまるで感じられない当人達に、世論がついに横を向いたのだと分析できる。拘束された原因は政府が自衛隊を派遣するから、という責任を他に転嫁しようとする態度に反発した結果だろう。
北朝鮮の被害者達は20年間もの間、政府、報道機関、警察、世論から黙殺し続けられた。時の総理大臣に土下座して救出を懇願もしたが、未だに肉親を捕られたままだ。だが彼らの振る舞いは痛々しいほど謙虚だ。今回の拘束被害者達の云い振る舞いはこれとは余にも対照的で、それが世論を横に振らせた原因だろう。世論が縦に向きを変えるかどうかは今後の当人達の言動にかかっているように思う。
これは メッセージ 125717 (casa_calvet さん)への返信です.
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