イラクで日本人拘束

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自己責任論に見る「ムラ社会ニッポン」

投稿者: jiyuugasaikou 投稿日時: 2004/04/22 12:25 投稿番号: [119643 / 280993]
人質、及びその家族に対する批判、バッシングは、概ね次の二つのタイプに分かれるようだ。
1、世間の常識から外れた行動や言動をする者に対する嫌悪感。いわば、異端や、先進や、革新などを恐れる、ムラ社会の掟。村八分やイジメの本質。
2、国の言うことに異を唱える彼らは非国民であり、非難されてしかるべきである。いわば忠君愛国主義とでも言うべきアナクロニズムな国家観。
  いずれにせよ、ことの本質を考えず、マスコミから流れる断片的な情報に、即座に、しかも情緒的に反応する「世間」。その安直な「世間の声」が、いわゆる「世論」として、結果的に国家権力にますます力を与えることの恐ろしさ。「知らしむべからず、由らしむべし」という古典的の国家運営が、これほど巧妙に根強く浸透している国は他にあるのだろうか。少なくとも、北朝鮮やかつての軍国日本、あるいはナチスドイツののように力ずくで抑えるわけではなく、自由・民主の旗印を掲げながら、巧妙に国民を骨抜きにするこの国の「ムラ社会経営者」達の辣腕には恐れ入る。彼らの思う壺にはまらないために、全てのことに対して、自らの頭で、ことの本質を掘り下げて考えたいものだ。「自己責任」とはそういうことではないだろうか。浅薄な愛国者たちが、「個人主義思想」や「自由主義思想」の専売特許である「自己責任」などという言葉を、急に言い立て始めたのはどういうことなのだろう。お上に異を唱える奴は許さん、とでも言いたいのだろうか。
  世間やマスコミは、被害者の家族の態度が良いとか悪いとかなどという瑣末なことではなく、この事件の本質に関わる国家権力の代行者たる政府の行動にこそ厳しい目を向けるべきではないですか。本質から離れた目くらましの議論でマスコミまでもが腑抜けにされたのなら、私はより以上に、自らの頭で、ことの本質を考える訓練をしなければと考えています。
  年金のシステムを批判したら年金をもらえなくなる如き「自己責任論」や、イラクに対する軍事行動を批判したらテロリストの仲間にされるような、そんな「世論」が跋扈する国にはしたくないものです、この国を。
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