イラクで日本人拘束

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「人権」と言う前に。

投稿者: contrejournalist 投稿日時: 2004/04/21 23:17 投稿番号: [117006 / 280993]
実は今回の問題の論点は、3人がイラクに行ったことの是非もさることながら、その背景にある風潮にあるのではないかと思います。前にもこの欄で書きましたが、「人命」とか「人権」とか誰にも反論のできない価値観をもちだして、それを守ることが政治や経済、何より大事なんだという論調が多くありませんか?人命が大切なのは当たり前です。けれど、だからといって政治や経済をとめたり、国の方針を変えたりということは簡単にはできないことです。今回の3人は国が行くなと言い、世界的にも最も危険な場所へ自分から出かけていったのです。家族も結果的にはそれを許してしまっていた。それが拘束されるやいなや、家族たちは「政府は何をやっている」「人命を守るのか、それとも自衛隊を残すのか」「首相に会わせろ」などと市民団体と一緒に叫びだした。そういった一連の出来事に、ほかの世論は驚いて異議を申し立てたのではなかったでしょうか。実はそういう風潮は今回に限ったことではありません。一部のマスコミなどはとかく政府を批判しがちで、大切な購読者や広告主の批判はせずに、その矛先は政府や行政、教師や警察といった側に向けられる。一部の市民運動もそうです。確かに政府がやっていることに腹の立つこともあります。しかし、今回の対応はどちらかといえば真摯で適切だったと思います。「人権」といえば正論に聞こえて、多くの人が納得しそうですが、そこには必ず他人に迷惑をかけないとか、社会のなかの人として適切な行動をとる、ことが求められてくるものと解釈すべきでしょう。
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