イラクで日本人拘束

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「家族を苦しめるな」の見当はずれ

投稿者: orzzro 投稿日時: 2004/04/20 17:33 投稿番号: [107050 / 280993]
  彼等の罪は何か。ただ軽率で、思慮が足りなかったというだけのことか。彼等を弁護する者は「彼等は少なくとも自分の利益のために何かをしたことはない」(たとえば筑紫哲也氏)と言う。だからそんなに責めてはいけないという。ここに間違いの根っこがある。彼等の行動は明らかに自分の「利益」のためのものだったからである。

  「利益」には2種類がある。一つは外的・物質的利益。いま一つは内的・心理的利益。

  内的・心理的利益とは、ある言動をすることによって、たとえば心理的優越感を得られるとか、善いことをしていると自ら思い込めるとか、他人から英雄視されるとか、劣等感を補償される、死後の救済を得られるなどといった「利益」である。偽善とか自己顕示・自己満足・功名心と言われるものもその中に入る。筑紫哲也氏が「三人は自分の利益のためにしたのではない」と言うとき、彼は「利益」ということを物質的にしか理解していない。

  ボランティアや慈善事業や「報道の使命」には、こういう心理的利益がつきものである。もちろんボランティアをやっている人たちの多くは、そのことを自覚しており、他人のためだけではなく生き甲斐など自分のためにもやっているのだと承知している人がほとんどである。それが大人の自覚であり、大人の生き方というものである。

  そういう自覚を持っていれば、不遜や独断に陥ったり、暴走したりすることはない。しかし、今回の三人には、そういう自覚は皆無に等しかったとしか見えない。自分の心理的利益のためにやっていることを、他人のために善をなしていると思い込んでいる。この思い上がりから、軽挙妄動が生じ、日本国民全体に多大な迷惑をかけることになったのだ。

  彼等はアメリカの戦争に反対し、その犠牲者を助けているつもりだった。人質になった後は、彼等の家族も支援者も、この事件を自衛隊撤退に利用しようとした。国策に口を出し、国策の変更を求めた。犯人の要求をそのために利用しようとした。ここに最大の思い上がりがある。この尊大さに世論は怒ったのだ。

  ここが分かっていれば、家族に対して批判が集中したことを責めるのが、いかに筋違いか理解できるだろう。朝日新聞は15日の社説「人質の家族   これ以上苦しめるな」の中で、「いま生命を脅かされている人やその家族をあしざまにののしる時だろうか」「子や姉弟が銃や刃物を突きつけられているときに、何をしてでも助け出したいと思い、そう訴えるのはごく自然なことではないか。そういう家族の心情を理解できないとすれば、悲しいことだ」「その家族をさらに苦しめるような言葉を投げつけて追いつめることは、ただちにやめるべきだ」と書いた。

  見当違いの批判もはなはだしいと言うべきだ。というより、ここに朝日一流のすりかえがある。まるで「中傷やののしり」ばかりのように言うのは「言いがかり」である。家族への批判は、三人とその家族や支援者たちの中にある、自分たちだけが正しいとする、度しがたい不遜に対してなされていたのである。その中に、ののしったり罵倒したりする逸脱はたしかにあったろう。しかし大きな流れは正当な批判だったということである。この大きな流れの正しさを見失ってはならない。朝日の社説はそこを見間違っている。朝日のように、家族への批判を否定したのでは、三人や家族が反省するのを妨げてしまうだろう。

http://www007.upp.so-net.ne.jp/rindou/sunpyo.html
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