フセインの犯罪?
投稿者: oixkozo 投稿日時: 2004/07/25 07:20 投稿番号: [538 / 649]
まず、フセインの最大の失敗はクエート占領である。
この占領は、解釈によれば、本来の領土を取り戻したに過ぎないという議論もある。
しかし、第二次世界大戦後の世界の秩序では、
一方的な国境線の変更を軍事的に行うことは許されない。
従って、この占領は、世界と国連を軍事的な敵にした。
この占領は、どうも、背後ではイラクの石油資源を狙うメジャーの挑発があったようである。
ブッシュの父は、せっかく、メジャーが苦労して、湾岸戦争を引き起こしたのに、
イラクの石油を確保しないまま、戦争を止めてしまった。
そのために、長い間、メジャーから、お咎めを受ける立場になったようである。
フセインの人道的な犯罪としては、クルド人のイラン人への戦争犯罪がある。
しかし、アメリカは、この戦争でイラクを支援し、クルド人を見殺しにしたのだから、
アメリカが作った暫定政府に、裁く権利はない。
もし、フセインを裁くというなら、アメリカ自身をも、
戦争協力者として、裁きの対象にするべきである。
フセインは、クルド人から見れば、どう見ても許せない支配者であった、とは言える。
しかし、それ以外の地域では、いろいろと問題はあっても、イラクを近代化した一面も持っている。
だから、今日でも、イラクの一部では根強いフセイン人気がある。
従って、アメリカが作った暫定政府には、例え、国連の承認があったとしても、
フセインを裁く権利はない。
暫定政府が、真に、イラクの平和と和解による民主主義を望むなら、
フセインとも和解し、国民の間の緊張関係を緩和すべきだろう。
フセインへの裁判は、アメリカの「傀儡政権」への武装抵抗心を、
更に、一段と強化するだけである。
この裁判は、いずれ、フセインを、イラクの独立の象徴にするだろう。
これは メッセージ 537 (nikkorin_m さん)への返信です.
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