「〝圧政国家〟ジンバブエの実態」NHKBS
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/04/06 02:50 投稿番号: [1349 / 1408]
NHKBS(2005.4.5(火)放映)
1980年ジンバブエ独立。
それまではローデシアと呼ばれていた。
ゲリラ闘争の指導者がムガベ大統領。
「アフリカの穀倉地」と呼ばれた肥沃な土地。
金やクロムなどの鉱物資源もある。
英BBCの選挙リポートには、大統領側の集会に潜入し、
支持者に食料が配られる様子を隠し撮りしています。
「与党は食糧で権力を維持しているのです」
取材したBBCのクルーは投票日を前に国外追放となりました。
ジンバブエ議会選挙(3月30日)
・与党:ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線:78議席
・野党:民主変革運動:41議席
イギリスITN(Independennt Television News)
「この地域では、食料を買う為には役所に登録することになっています。
ところが野党支持者は登録してもなかなか食料を手にできません」
「この国の食料は全て与党が押さえています。誰もタッチできないのです。
彼らは食料を政治の材料として利用しています。」
(カソリック司祭ピアス・ヌコベ氏)
今回の選挙で野党側は、これまでと違って政府批判を口にできるように
なりました。
治安当局や与党支持者からの脅迫も減ったといいます。
投票で選ばれる120議席の他に、ムガベ大統領が30人を任命できます。
与党の優位は動きません。
選挙区の区割りは与党有利に行われる。
日本大学教授の青木一能氏は、
(2002年の大統領選挙に日本政府の選挙監視団として参加)
「非政府系のメディアもありますし、しかし爆破されているんですけども、
少なくともアメリカが言う圧制国家、全部横並びでジンバブエも一緒、
例えば北朝鮮と同じように扱うのは、ちょっと考えなくちゃいけないな。
かなり発言の自由はありますし」
「2002年の大統領選挙の時は、集会を厳しく制限していた。
それと比べると今回の総選挙はある種自由な雰囲気があった。
他方、大統領選挙から三年間かけて、与党側がかなり与党有利の仕組みを
作ってきた。例えば、選挙登録、投票所の管理」
「1990年代に経済状況が悪化し、白人の農園を不法占拠する。それに対して
ムガベ政権は黙認し、1992年には土地収用法で白人農園を占拠する。
結果として白人農園主が流出し、肥沃な農地が荒廃していく」
<私の感想>
イギリスの植民地支配からの民族独立を勝ち取った英雄であることは
歴史的事実だ。
しかし、そのことが、その全てを肯定し、批判を許さないということには
ならない。
現在の経済的失敗状況の責任はある。
その責任を排外主義的に転嫁することは間違っている。
肥沃な農地に恵まれ、鉱物資源も豊富ということから、
本来は豊かな国の筈なのだが、国民が貧窮している責任からは免れない。
植民地支配も悪だが、非民主的支配も悪だ。
しかし、一口に非民主的国家といっても、あの北朝鮮と同一レベルではない。
限界はあるが、野党も存在するし、政府批判も公然と行われている。
そういう意味では、民主的な方向へ向かっている、向かわざるを得ないとも
言えるのではないか。
問題なのは、非民主的な国家を、より民主的な方向へ向かわせることであって、
非民主的国家とレッテル張りし、軍事的に叩いてもよいのだということには
ならない。
1980年ジンバブエ独立。
それまではローデシアと呼ばれていた。
ゲリラ闘争の指導者がムガベ大統領。
「アフリカの穀倉地」と呼ばれた肥沃な土地。
金やクロムなどの鉱物資源もある。
英BBCの選挙リポートには、大統領側の集会に潜入し、
支持者に食料が配られる様子を隠し撮りしています。
「与党は食糧で権力を維持しているのです」
取材したBBCのクルーは投票日を前に国外追放となりました。
ジンバブエ議会選挙(3月30日)
・与党:ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線:78議席
・野党:民主変革運動:41議席
イギリスITN(Independennt Television News)
「この地域では、食料を買う為には役所に登録することになっています。
ところが野党支持者は登録してもなかなか食料を手にできません」
「この国の食料は全て与党が押さえています。誰もタッチできないのです。
彼らは食料を政治の材料として利用しています。」
(カソリック司祭ピアス・ヌコベ氏)
今回の選挙で野党側は、これまでと違って政府批判を口にできるように
なりました。
治安当局や与党支持者からの脅迫も減ったといいます。
投票で選ばれる120議席の他に、ムガベ大統領が30人を任命できます。
与党の優位は動きません。
選挙区の区割りは与党有利に行われる。
日本大学教授の青木一能氏は、
(2002年の大統領選挙に日本政府の選挙監視団として参加)
「非政府系のメディアもありますし、しかし爆破されているんですけども、
少なくともアメリカが言う圧制国家、全部横並びでジンバブエも一緒、
例えば北朝鮮と同じように扱うのは、ちょっと考えなくちゃいけないな。
かなり発言の自由はありますし」
「2002年の大統領選挙の時は、集会を厳しく制限していた。
それと比べると今回の総選挙はある種自由な雰囲気があった。
他方、大統領選挙から三年間かけて、与党側がかなり与党有利の仕組みを
作ってきた。例えば、選挙登録、投票所の管理」
「1990年代に経済状況が悪化し、白人の農園を不法占拠する。それに対して
ムガベ政権は黙認し、1992年には土地収用法で白人農園を占拠する。
結果として白人農園主が流出し、肥沃な農地が荒廃していく」
<私の感想>
イギリスの植民地支配からの民族独立を勝ち取った英雄であることは
歴史的事実だ。
しかし、そのことが、その全てを肯定し、批判を許さないということには
ならない。
現在の経済的失敗状況の責任はある。
その責任を排外主義的に転嫁することは間違っている。
肥沃な農地に恵まれ、鉱物資源も豊富ということから、
本来は豊かな国の筈なのだが、国民が貧窮している責任からは免れない。
植民地支配も悪だが、非民主的支配も悪だ。
しかし、一口に非民主的国家といっても、あの北朝鮮と同一レベルではない。
限界はあるが、野党も存在するし、政府批判も公然と行われている。
そういう意味では、民主的な方向へ向かっている、向かわざるを得ないとも
言えるのではないか。
問題なのは、非民主的な国家を、より民主的な方向へ向かわせることであって、
非民主的国家とレッテル張りし、軍事的に叩いてもよいのだということには
ならない。
これは メッセージ 1348 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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