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クワンザ

投稿者: sand_flapjack 投稿日時: 2004/12/26 14:33 投稿番号: [1337 / 1408]
スワヒリ語で初収穫(First Fruit)を意味するクワンザ(Kwanzaa)は、もともと古代エジプトやトンガ・ガーナなどアフリカ大陸南東部で広く行われていた収穫祭。アメリカでは黒人自由化運動が盛んだった1966年に、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校のマウラナ・カレンガ(Maulana Karenga)教授の呼びかけで、文化イベントとして始められた。休日にはならないものの、アメリカに住む多くのアフリカ系の人々が祝う大切な日である。

アメリカでのクワンザのスペルには語尾に「a」が1つ多く付いているが、これはアフリカで行われる伝統的なクワンザと区別するため。アフリカ系アメリカ人の闘争の歴史を振り返り、自分たちの中に流れるアフリカの血と文化を確認しようという意図を表しており、期間中はアフリカ発祥の料理や民族音楽・民族舞踊を楽しみ、ギフト交換が行われる。


期間は12月26日から1月1日までの7日間で、家庭ではこの数週間前から家の中のデコレーションを始める。デコレーションは黒・赤・緑で統一するのが原則。黒は人間を、赤は闘争の歴史を、緑は未来と希望を表しており、家の中はこの3色の敷物や風船・民芸品のかごなどで飾られる。またクワンザ・グッズとして欠かせないのがキナラ(Kinara)というろうそく立て。黒・赤・緑の7本のろうそくを立てられるようになっており、子供達がこのろうそくに火をともす。

クワンザ最大の目的の一つは、子孫にアフリカの歴史や文化を伝えること。アフリカ大陸から伝わる7つの原則「民族同一」「アイデンティティ」「集団活動と責任」「協調経済」「目的」「創造」「信仰」はそのまま期間中の1日1日のテーマになっており、家族はこれに沿って講話の時間を持つ。やりとりされるギフトも、子供向けにはまじめな歴史の本が良いとされている。

祭りのハイライトは12月31日夜のディナー。夕方早い時間から全員が食卓を囲み、スウィート・ポテトやオクラ揚げ・野菜シチュー・トマトとアボカドのバター・スープといった野菜中心のアフリカ料理を楽しむ。最後は歌「Harambee」(=がんばろうの意。東アフリカ沿岸の労働歌)やダンスのあと、神への祈りで締めくくられる。
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